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沖縄本島の道路が滑りやすい訳? 実際にスリップしたワタクシと沖縄での安全運転方法

F-15

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沖縄に住んでいない私がココで記載させて頂くのも、大変失礼な話だとは存じますが「沖縄はクルマの運転がヘタ」と言われていますが、本当なのでしょうか?

下記はTwitterでの皆様の発言です。

実際に私も那覇市内をレンタカーで走行させて頂いたり、沖縄の高速も、バイパスも走りました。
本土と同様に普通であったり、うまいと思った車もありましたが、本当に失礼ながらヘタな運転者さんの割合は、確かに多いような感じを受けました。
私でも、沖縄で運転するのは、リスキーに感じましたので、人口が多い部分の沖縄にて好んで運転したいとは思えません。

まず、片側2車線(両方向で4車線)の広い道路で、左側の走行車線を走らず、追い越し車線(中央側)を制限速度以内で走るクルマが目立ちました。
これは、九州の地方部でも同様に感じるのと同じ現象ですが、遅いのに左側を走らないで右側をゆっくり走るので、運転していてストレスを感じます。
沖縄高速でも同様でして、右側で遅いです。
ただ、さすがに九州の高速では、遅い車は左側を走っていますので、この点は大きく異なります。
また高速が80制限でも70km/hで走行、一般道も60制限でも50km/hで走行している車もありますので、北海道と沖縄のスピードは真逆と言う印象です。

例えば、交通量の少ない一般道で、後ろから早い車が来たら、道を譲って先に行かせると言う事がありますよね?
私だって、走っていて、追い付かれたら、100%道を譲ります。

しかし、沖縄ではバックミラーをみていないのか?、皆無でした。
要するに普段から運転しているのではなく、交通網があまり発達していない沖縄では、必要に迫られて、不慣れながらも車を運転していると言う印象を受けます。
そのため、市街地での渋滞の一因にもなっているような気がいたします。
また、高速ではETCではないクルマが多いので、一般の料金所に車が列をなしているのも、最近ではあまり目にしないので、大変懐かしさを感じました。

それと、合流するのが苦手なクルマが多いように見受けられました。
まぁ、合流でトロトロしている車は、本土でもよくあることですので、これは沖縄だけという事ではないと存じます。

また、那覇市内は、道路も渋滞するので、感覚的には、東京の山手あたりを走行するのに似ています。
ただし、右折ラインのないところで、右折する車が多いこと多いこと・・。
前の車がウインカーを出して追越車線で完全停止する状態に遭遇したのが、約20分間の走行中に、なんと5回もありましたよ。
道路も交通量が非常に多い中、なんども車線変更を強いられ、かなりストレスを感じました。
この右折車回避を日頃から経験されている沖縄のドライバーさんは、東京都内は歩行者さえ注意できれば問題なく運転できる技術になっていると、個人的には思えました。
交通量も多いので、信号が無い交差点から本線に入ろうとすると、なかなか、車が途切れないと言う特徴もあります。

あと、本土では道を譲ってくれたり、入れてくれた場合などには「ハザード」を出したり、クラクションを鳴らしてお礼に替えさせて頂くことも多いと存じます。
しかし、沖縄では道を譲ったとしても、挨拶されたことは皆無でした。
これらのことを総合的に考えますと、運転者さんは余裕がない状態で、一生懸命、運転なさっているのかも知れません。

街中は、東京・大阪などでしたら「止まれ」の交差点になっているのに似たシュチュエーションでも、沖縄の交差点は、止まれになっていないことが多いです。
もちろん、優先道路はありますので、きちんと、左右確認は必要なのですが、本土と同じ感覚で、止まれになっていなから、そのまま減速せずに直進しようとなってしまうと、当然、事故になる可能性があります。
この辺りは、微妙ですが、交差点では、止まれでなくても、しっかりと左右の安全確認を行う必要性があります。

もっとも、飛ばしている車は少ないです。
まぁ、移動距離も長くはないですし、20~30分程度で目的地に着くと言う自動車の使用方法が多いかと推測しますので、急いでいく必要性もないと言う事だと存じます。
そのためか、ダンプカーがきちんと制限速度を守っておられるように感じたのは好印象でした。
しかし、右折が多いので、ダンプなどのトラックも大変そうです。
でも、10トン・トラックは、ほとんど見かけませんでした。
大量輸送の必要性は少ないようです。

なお、沖縄ではレンタカーの事故率が高いです。
ただし、これは東南アジアからの外国人旅行者の運転によるケースが多く、沖縄での外国人の事故率は3.4%と、日本人のレンタカー事故率の3倍以上にもなっているそうです。

もちろん、沖縄にお住まいで普段から運転されている方も、レンタカーは怖いとお感じになられていることが多いと存じます。

ただし、これら、沖縄でのゆっくり運転には下記のような要因もあるようにな気が致します。

沖縄の道路は滑りやすい

沖縄の道路アスファルトは、色が濃くありません。
全部が全部と言う事ではなく、新しい道路に関しては、舗装が日本本土と同じ色をしていますが、国道などでも古い道路は、舗装の色が「薄く」見えます。

これは、道路のアスファルトが薄いと言う事ではなく、アスファルトの素材にコーラルリーフロック(隆起珊瑚礁石灰岩)と言う石灰岩が多く奥まれているためです。

本土では石灰ではなく、砂や砂利を混ぜていますが、同じ仕様ですと、沖縄の夏は日差しも強いので、アスファルトがグニョグニョになりやすい(変形しやすい)、塩害で劣化しやすいと言うこともあり、石灰が使用されます。
それだけでなく、本土と同じ仕様のアスファルトは、本土から海上輸送する必要もあるので、コストもかさむと言う事があります。

ただし、沖縄自動車道などの高速道路・バイパスは、概ね、本土と同じ滑りにくいアスファルトが使用しれていると存じます。
それ以外に、海岸の砂が道路に吹き上がって、滑りやすいと言う事もあります。

なお、石灰が含まれている道路は、特に「雨」が降ると、滑りやすいです。
特にバイクは怖いと思います。

このように、言葉で申し上げても、なかなか、実感して頂けないかと存じます。
レンタカーを借りる際に「滑りやすいので注意を」と言われても、私自身、その時は、ピンと来ませんでした。
でも、本当に滑りました。

雨上がりに滑った

レンタカーも3日目で、あと数時間で返却と言う時です。
ほとんど雨が降っていた沖縄となってしまいましたが、その雨にも慣れて、最終日に片側1車線・合計2車線の道路を走行していました。
ただ、この時は、ちょっと前に雨はほとんどやんでいましたが、道路は濡れた状態でした。

日本本土においては、よく、雨の降り始めには道路が滑りやすいと言われており、要注意です。
今回は、雨が止んだあとですし、まさか、スペるとは思っていませんでした。

直線の道路の先が、S字のようにクランク的なカーブに進入した時です。
いつものように左にハンドルを切りますと、グググっと前輪が滑りました、50cmくらい横滑りしてABSが働きグリップしたかとも思ったら、また横滑りしました。
これはアカン。
不意打ちを食らった感じです。

最終的にはグリップして、カーブを曲がることはできましたが、横滑りでセンターラインは、はみ出ました。
たまたま、交通量の少ない道路で、対向車も来ていなかったのでよかったですが、もし、反対側からクルマが来ていれば、正面衝突の事故になった可能性はあります。

私は神奈川県在住で、自分の車は年間15000km運転します。
それプラス、出張先にて年に合計30日間ほどはレンタカーも借りていますので、走行距離は年間2万キロくらいだと思います。

雪道では同様に滑った経験はありますが、雨の日にカーブで横滑りしたのは、運転免許を取得してから30年で、初めての経験でした。
石垣島でもレンタカー、10日間くらい乗ったことがありますが、滑ったことはなかったですしね。

確かに、何かテレビ番組で、沖縄の道路は滑りやすいと紹介していたのを見たことがある記憶がありますが、すっかり忘れていました。

と言う事で、沖縄の一般道は、とても滑りやすいので、カーブの手前では減速をしっかりするなどの必要性があります。

沖縄での安全運転のまとめ

おっ、沖縄の道を、スイスイ走行しているクルマがいて、見ましたら「愛媛」ナンバーの軽自動車でした。
沖縄ナンバー以外の車は3日間でこの1回の目撃だけでしたが、概ね、沖縄のクルマは遅いです。

以上、勝手に色々と記載させて頂きましたが、私が感じました、沖縄での安全運転の方法を明記したいと存じます。

・カーブや交差点の手前では本土以上にしっかりと減速する
・街中の交差点などが止まれでなくても、きちんと左右確認する
・那覇市内は渋滞するのでレンタカー移動は時間に余裕をもって行う
・ゆっくり走っている車が多いけど那覇市内でなければ信号も少ないのでそんなに時間は遅くならない
・焦っても仕方ないので車間距離には注意しよう
・沖縄以外でもそうですがYナンバーの車には要注意

しかし、沖縄の道路も整備が進んでいて、移動時の時間短縮も昔より改善しているようですし、世界でも数ヶ国しか所有できていない高価なF-15戦闘機が那覇基地に40機もあり、沖縄を守ってくれていますので、現在の沖縄の人々は幸せだなと感じました。

トヨタレンタリース・那覇空港店

今回の出張で、那覇空港に降り立ってからは、トヨタレンタリースさんにお世話になりました。
空港からはマイクロバスの送迎で約10分ほどの場所に営業所があります。
しかし、かなり規模が大きいです。

営業所について、実際にクルマに案内されるまでも、約10分要しました。
かなり広い待合室となっていましたので、夏休みなどのピーク時には、もっと手続きに時間が掛かるのではと推測致します。
借りる場所と、返す場所もちょっと離れています。

そのため、混雑時期は、もっとマイナーなレンタカー会社さんの方がスムーズだなと感じた次第ですので、最後に付け加えさせて頂きます。


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沖縄基地問題

沖縄本島の土地の15%は基地とも言われており、沖縄の人々の中には、基地が多いと訴えておられる方もおられます。
お気持ちはよくわかります。

私が住む神奈川県も横須賀にアメリカ海軍と海上自衛隊の軍港がありますし、厚木基地はアメリカ海軍の航空隊と海上自衛隊の航空隊、アメリカ陸軍司令部のあるキャンプ座間、そして、補給廠や通信基地、陸上自衛隊の駐屯地、横田にはアメリカ空軍基地もあり、まさに基地に囲まれています。
毎日、ジェット輸送機も我が家のうえを低空で飛行しますので、墜落の危険は感じますし、ヘリコプターだって編隊で通過することもあります。
実際に、町田駅すぐ近くの繁華街には、1964年にF-8クールセイダーが墜落して、住民4名が亡くなる事故も発生しています。
その5ヶ月後には大和市にF-8が墜落して、住民3名が命を落としています。

普段の生活面でも、基地の向こう側に行くためには、大きく迂回する必要もあり、不便も感じます。
でも、あまり基地反対とは思いません。
だって、基地がある事で、基地で働けている人も何万人単位でいる訳ですし、商売されている方は、アメリカ兵がお金を落としてくれるので生活できている方もおられるわけです。
もちろん基地への不満の方が大きいですが、基地が無くなればまでとは思いません。

横須賀以外には実戦部隊がいないですので、防衛を実際に担っている基地ではなく、訓練・偵察・輸送・補給・司令が主な任務の基地と言う事もあるかも知れません。
その分、確かに、航空機が空を飛んでいる数は沖縄より少ないとは思いますが、朝5時30分と言う早朝でも、ジェット輸送機が通過して、起こされるときだってあります。
F-18戦闘攻撃機も、結構、よく飛んでいますしね。
そんな境遇は、沖縄ほどではないとは思いますが、逆に、基地を抱える沖縄の皆様の気持ちもよくわかります。
でも、迎撃部隊が常駐しているわけではないので、航空自衛隊のF-15が40機、アメリカ軍も20機と戦闘機が配備されている、沖縄は、ほんと「守られているな」と感じます。
神奈川県は迎撃部隊、配備されていませんので、極端な話、基地負担があるのに、守られていません・・。

もし、沖縄の基地がすべて無くなったら、一気に「過疎化」も進んでしまうのではと思います。
過疎化だけで済めばよいですが、ひょっとしたら、他の国が沖縄を占領しに来るかも知れません。
そんなことになったときの方が、不幸なことになるのではと存じます。

もちろん、沖縄は過去に戦場になったことがありますので、私にはとても理解できない部分があるとはお察し申し上げます。
周りにいた5人に1人が亡くなった訳ですし、強制的に基地も作られた経緯もありますしね。

当然、基地なんてないほうが良いに決まっています。
しかし、基地がある事で攻撃を受けると主張するのは早計です。
沖縄に限っては、基地があるからこそ、沖縄が守られている。
鎌倉時代にも幕府は、九州北部に「土塁」を築いて、蒙古来襲に備え、御家人を九州に配備しました。
幕末にも台場を各地に築いて、守ろうとした訳です。
もちろん、作業に人足として駆り出されたりしたことはあったと思いますが、防御体制があれば、まだ、人々はまだ安心して暮らせたと思います。
基地が無かったら、それこそ、簡単に敵の侵攻を許して、生活基盤や財産を失う可能性が高くなるのではと考えます。

いずれにせよ、沖縄の平和は、日本やアメリカではなく、周辺の沖縄を狙っている国家次第です。
その国家が手出しを躊躇(ちゅうちょ)する防衛体制になっている沖縄は、ほんと恵まれていると存じます。

繰り返しますが、もちろん、基地なんて無いほうが良いです・・。
基地が無ければ、事故や犯罪もその分少なくなると言うのも、よくわかります。
しかし、沖縄に限っては、基地なしで平和は望めないのも現実です。

最後に観光とは関係ない話をしてしまいましたが、沖縄県も日本と言えども、独特の感覚があり、日本のようで日本ではないようなのが、沖縄の魅力のひとつなのかも知れません。
是非、沖縄に行って沖縄のすばらしさを体験してみて頂けますと幸いです。

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髙田

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最後までご高覧賜りまして、誠にありがとうございます。
旅行会社勤務時の経験なども活かしまして国内旅行の情報提供中。
日本航空さんに年間10~30回搭乗して日本国内を巡っており、観光地での楽しみ方、お得な過ごし方などを掲載しております。
国内旅行地理検定2級、小型船舶操縦士1級、温泉ソムリエ、普通救命修了。
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