沖縄観光

石垣島から「西表島」「竹富島」「小浜島」「黒島」「波照間島」への高速船3社徹底比較~石垣港離島ターミナルの昼食や駐車場情報も

石垣港離島ターミナル

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沖縄県石垣市の石垣港離島ターミナルから出航する高速船3社の特徴などを、石垣島から10回ほど船に乗船したことがある小生(小型船舶1級も所有)が解説。
石垣港から竹富島・西表島・小浜島・黒島・波照間島などへ出ている船会社は八重山観光フェリー、安永観光、石垣島ドリーム観光の3社ある。

石垣から離島への所要時間

石垣港からの所要時間(程度)

竹富島 10分~15分
黒島 30分
小浜島 30分
西表島・大原 50分
西表島・上原 50分
鳩間島 50分
波照間島 80分

当日運行状況(安永観光)
当日運行状況(八重山観光)

西表島は大きいため北側の「上原」と南の「大原」と船が行く港が2箇所あるので注意。
欠航になることが多いのは波照間。
その次は鳩間・上原。
上原欠航時は、大原行きが増便されることもある。


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新城島(あらぐすくじま)は住民が10名程度のためお店も無く定期便の船はない。
そのため、個人の観光として上陸するのは困難。
新城島観光、パナリ島観光などの「ツアー」に参加することで、西表島・大原か、石垣港から行ける。

石垣島から離島への共通事項

当日でも空席があればチケット購入可能。(想定される旅客数に応じた船舶が用意されるため、満員で乗れないと言う事はあまりないが、多客シーズンは事前予約できると良い。)
観光コースを事前予約した場合には出航の30分前までに、各会社の窓口にて引き換えできると良い。

座席はすべて自由席。
石垣は出航15分前くらいから出札となるので、少し早めに桟橋にて並ぶと良い。
帰りのキップは無くさないように。(水に濡れないように)

小学生は小人料金。
中学生以上で大人料金。
幼児(未就学児)は大人1名につき膝上1名無料。(席をご用意する場合は小人料金必要)
定期航路の運賃的な部分(料金)は、各社とも変わらないが、観光コースは事前予約割引などで多少の差がある場合も。
観光コースは、ひとりでも参加できるコースが多い。

各港での乗継時間は30分以上見る事。(到着が遅延することもあるため)
各社とも主要ホテルから離島ターミナルまでの無料送迎マイクロバスの運航あり(前日までの事前予約必要)

小型船は時速36ノット~38ノットの高速船(時速65km程度)

石垣港離島ターミナルの有料駐車場は1時間100円。

基本的に、朝6時ごろにその日の運行予定(欠航)が各社にて発表される。

下記はそれぞれ執筆時点での情報。

八重山観光フェリー

沖縄本土復帰時に6航路10船舶が統合し、9船主・竹富町・琉球海運株式会社を株主に八重山観光フェリーが設立された。
船舶5隻を保有する平田観光も1990年に統合。(現在、平田観光は八重山観光フェリーの代理店)

大型双胴船2隻、中型高速船2隻、小型高速船7隻、カーフェリー1隻、小型フェリー1隻の合計13隻を保有。
中古船を使わない新造船のラインナップとなっている。

5島8航路利用できる3日間・4日間のかりゆし周遊券あり。

観光コース利用での手荷物は石垣のカウンターにて無料で預かってもらえる。
※石垣港離島ターミナルには有料のコインロッカーもある。

安栄観光

安栄観光は、大型双胴船2隻、中型高速船2隻、小型高速船5隻、カーフェリー1隻、小型フェリー1隻の合計11隻を保有。
一部の中型・大型・フェリーは中古船の採用もある。

石垣~波照間など八重山観光フェリーが運航していない航路を安永観光は運航しているほか、経由便や島間便も多いため「波照間島・西表島・由布島 日本最南端の島と秘境西表島」など観光コースの選択肢が少し豊富なのが特徴。
色々な島に行きたい場合には安永観光の観光コースが良いが、波照間航路は、他の航路よりも欠航になりやすい。

3日間・4日間の周遊券「アイランドホッピングパス」あり。

西表島・上原が欠航時には、大原行きで無料連絡バスが運行されるが、当日の乗船前にチケット・カウンターで申し出る必要がある。

なお、安永観光の乗船桟橋付近には、石垣島のヒーロー・具志堅用高の金の銅像もある。

具志堅用高の銅像

みんな「ガッツポーヅ」をして記念撮影なさっていた。
船に乗らなくても、建物から自由に港に出て撮影は可能。

石垣島ドリーム観光

【PR】gifbanner?sid=3195428&pid=885309770石垣島ドリーム観光は2007年に石垣市の会社15社が資金を出して新規参入した海運会社。
大型双胴船2隻、小型高速船5隻、フェリー1隻の合計8隻を保有。
2018年からは船員不足を理由に定期航路はすべて運航休止し、不定期航路は運休。

西表島・小浜島・竹富島といった離島めぐりなどの団体ツアー、貸切船クルーズなどを中心に催行している。
石垣島一周観光バス(定期観光バス)とのセットプランもある。

観光コース利用での手荷物は石垣のカウンターにて無料で預かってもらえる。

下記のアソビューリンクから予約すると、ポイントも貯まるし、予約も簡単。

【PR】gifbanner?sid=3195428&pid=885309770石垣島ドリーム観光

各社比較まとめ

日本の有人島最南端である波照間島へ行くのであれば、安永観光が良さそう。
竹富島・西表島・小浜島などであれば八重山観光フェリーか安永観光が良いか?
八重山観光フェリーは竹富町の資本も入っており、船は新造船が多い。
4人など集まったグループの場合、石垣島ドリーム観光だと「船内」がとてもゆったりか?
沖に白波が建っておらず、海上の風速が4mほどまでであれば、船酔いはあまり心配ない。
乗船して座席についたら、救命胴衣がどこにあるか?、乗船者全員で確認する事。
合計3島以上、通常チケットで行く場合には周遊券のほうが安い。
欠航になることが多い、波照間・鳩間・上原を旅程の最初の頃に組み込むと良い。

下記の動画は石垣港離島ターミナルから出航する高速船の様子を撮影したもの。

離島ツアーの場合、船会社は船だけ、現地の島内観光は現地の業者となる。(日本本土からの旅行会社のツアーも、船会社の離島ツアーを利用するのがほとんどのため、団体ツアー参加の場合も同様)

これも余談だが、昔、波照間航路に乗船した際の話。
3日間欠航し、台風が通り過ぎたあとの久しぶりの出航で、新城島を過ぎたあたりから、高速船が「どんぶらこ状態」になったことがある。
波が高く速度も出せずに進んだわけだが、座席脇の窓から見える波が、あきらかに、目線よりもはるかに高い状態だった。
地元の乗客も多数が嘔吐する状況になったが、到着時間は送れたが無事に波照間島についた。

昼食

石垣港離島ターミナルの建物内には売店や食堂もある。
ただし、食堂は広さが駅の立ち食いそば店くらいであり、座席数が少なく昼時は混雑する場合がある。
でも、おいしい。
また、売店では地元のソウルフードのような弁当やオニギリなども販売されているので、購入してターミナルのベンチで食べておられる方も多かった。
なお、離島ではジュースの自動販売機も少ないことが多いため、飲み物は購入してから船に乗ると良いだろう。

乗船までちょっと時間があれば、5分も歩けば八重山そばのお店なども近くにたくさんある。

駐車場

石垣港離島ターミナルの駐車場はすべて有料駐車場になる。
ただし、1時間100円程度(夜間は1時間50円)なので、そんなに高くはない。
5000円札、1万円札は使えないので1000円札を持って行こう。
第1駐車場が最寄りとなるが、平日でも朝から満車になることが多い。
そのため、朝8時頃の狙い目は第2駐車場、もしくは第3駐車場になる。
それ以降は、ちょっと離れた駐車場になることも覚悟して事前に場所を把握しておこう。
駐車場が満車の場合に備えて、集合時間よりも20分~30分くらい早めに到着できるように行きたいところだ。

石垣港の駐車場地図

なお、駐車場に止まっている車は、ほとんどがレンタカーである。
石垣島の北部を走っていても、対向車が15台連続でレンタカーだったくらい、レンタカー王国と言える。
車種や色も似ているため、自分のレンタカーをどこに止めたか?、わからなくなって迷っている方も見受けられた。
止めた場所は、記憶しておこう。

晴れ間の中、駐車場に止めていた車内のスプレーボトルが熱で変形していた。(梅雨の5月で窓も1cm程度開けて止めていたのに)
お土産品などをクルマに置いておく場合には、石垣港離島ターミナルのコインロッカー利用も検討できると良いだろう。

石垣港付近の市街地は、地元のクルマも交通量が多く朝夕は渋滞もする。
お年寄りの自転車などは、左右見ないで道路を横断したり、こっちが危ないなと減速すると観光客も信号がない横断歩道と間違えて、横断歩道の信号が赤でもゆうゆうと横断したりするので、本州とぜんぜん交通環境が異なる。
制限50の道路を、時速30程度で走っているのも珍しくはないが、これはまぁ、石垣以外でもある。
運転には充分気を付けて頂きたい。

石垣島のガソリン料金(レンタカーのガソリン満タン返し)だが、セルフ・スタンドで1リットル196円だった。※私の地元では156円の時期。


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余談になるが、石垣にお住いの皆様の自動車は「よ」のナンバーが多かった。
レクサスも2回ほど拝見したが、どこで買えるのだろうか?
通常、レクサスはディーラー店舗での納車になるため気になる。

飛騨・佐賀・足立などフェリーで訪れたような観光客?のクルマも見受けられた。
那覇~石垣島への旅客フェリーは執筆時点では廃止になっており、貨物としてコンテナにクルマを乗せての運搬しかできない。
ちなみに、東京~石垣は普通車で片道約9万円。
人は船に乗れないので、別途、飛行機で石垣まで行く必要がある。
移住者さんなのかな?

最寄りホテル

石垣空港から、石垣港離島ターミナルに近い「石垣島バスターミナル」行きの直行バスも15分間隔で出ているので、レンタカーを使わないひとり旅でもぜんぜん便利。
石垣港離島ターミナルに近いホテルに宿泊すれば、石垣を拠点に離島めぐりも簡単だ。

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今回の訪問時は下記の【広告】ホテルイーストチャイナシー 徒歩4分 に宿泊した。

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南国ゆえに突然雨が降ることもあるため、折りたたみ傘は持参したいところ。

団体ツアー・個人旅行の選択

石垣島に着いてからではなく、石垣島に行く際の手配に関しての話。
旅行会社の団体ツアーに参加する方法と、航空券・ホテルと個人で手配して石垣島に行く方法と2通りあるが、一番ラクなのは旅行会社のツアーになる。
空港に着いたら観光バスで移動できるし、離島にも添乗員つきで行けることが多い。

ただし、団体ツアーの場合最低催行人員があったり、必ず行けるとも限らないので、確実に行く場合には個人手配となる。

個人旅行として手配する場合には、まず最初に「航空」を予約しよう。
6ヶ月前など早く予約すればするほど航空運賃も安い。
航空機の予約が取れたら、次に「ホテル」を確保しよう。
なお、レンタカーは各社の保有数が少ない傾向のため、繁忙期は満車になりやすい。
航空機が取れたらレンタカーも速やかに手配したい。
下記の楽天トラベルからだと、航空機・ホテル・レンタカーも好きな組み合わせで一緒に予約できて安い。

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初日に西表島などに宿泊し、2泊目は石垣に泊まると言う組み合わせができるのも個人手配の良いところ。

自動車の運転ができない場合には、石垣島であれば観光タクシーもあるが、路線バスの1日・2日乗車券などは安いので活用しよう。
また、石垣島1周の定期観光バスもある。


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海水浴シーズン

石垣島で海水浴ができるのは、3月〜10月末まで。
ただし、水温が暖かいのはGW〜9月頃となる。

石垣島で海水浴

石垣島(八重山)の梅雨は、GW明けから6月中旬くらいまで。
ただし、これは別の訪問時の天候の話になるが、5月の梅雨で雨の予報だとしても正直、天気予報はあてにならないと感じる。
前日では雨の予報でも当日は晴れたりすることもある。
有料天気予報を利用しているのだが、5分前に大雨が降るよと言う予報になっても、降らずに晴れて来ることもあるのが石垣島などの先島諸島。
もちろん、長時間、雨になるケースがないという事ではないが、ザーッとスコールのように降っても20分もするとやんできたりすることもある。
なお、石垣では傘が手に入るが離島では売っていないことがあるため注意。

一番気にしなくてはならないのは「風速」や「台風」となる。
風が強いと船は出ないし、飛行機も結構になることがある。

このように梅雨の時期でも天気はコロコロと変わるので付け加えさせて頂く。

6月~9月末までに海に入る場合は「ハブクラゲ」に注意。
できれば、クラゲ侵入防止ネットがある海水浴場で遊びたいところ。
もし、クラゲに刺されたら、酢(食酢)をたくさん掛けて、触手を取り、水で冷やすと良い。
絶対にこすってはダメ。


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海水浴する際にあると良いものは下記の通り。

マリンシューズがあると、陸地も歩けて、そのまま海にも入れる。
海水浴では「ナマコ」もたくさんいるので、気になる方には特におすすめ。

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南国の日差し(UV)は強いので日焼け対策も必須となる。
下記のようなラッシュガードがあると、日焼け防止になるだけでなく、前述した「クラゲ被害」も軽減できる。

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上記のようなマリンシューズやラッシュガードは、家族全員分事前に準備したいところ。
海水浴場はサンゴ礁の内部であるため、波が少なく泳ぎやすい。
下記のような「シュノーケル」セットがあると、熱帯魚も見れる。

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もし、シュノーケルをする場合には「救命胴衣」を着用して安全を確保したいところ。
ただし、シュノーケルもライフガードも「荷物」になるので、現地でレンタルする手もある。
マリン用品のレンタル(貸出)は、石垣島の市街地でないと厳しい。
※ビーチが近いホテルに宿泊する場合には、ホテルで借りられる可能性もあるので事前調査を。

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髙田

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最後までご高覧賜りまして、誠にありがとうございます。
旅行会社勤務時の経験なども活かしまして国内旅行の情報提供中。
日本航空さんに年間10~30回搭乗して日本国内を巡っており、観光地での楽しみ方、お得な過ごし方などを掲載しております。
国内旅行地理検定2級、小型船舶操縦士1級、温泉ソムリエ、普通救命修了。
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