大倉山ジャンプ競技場(おおくらやまジャンプきょうぎじょう)は、北海道札幌市中央区にあるスキージャンプの競技場ですが、ジャンプ大会・公式練習がない日程は観光施設として一般開放されています。
麓からリフトに乗車して、標高307m地点にある「大倉山展望台」まで約5分で登ることができます。
その展望ラウンジ・展望台からは、眼下に人口190万人が住む札幌の市街地だけでなく、晴れていれば石狩平野・石狩湾も一望できます。(今回、訪問させて頂いた際には曇っていましたが・・。)
札幌市内を見渡せる場所としては、さっぽろ羊ヶ丘展望台、もいわ山ロープウェイなどがございますが、土日祝でも、そんなに混雑している訳でもないので「穴場」としてご紹介させて頂きます。
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まず、大倉山ジャンプ競技場(大倉シャンツェ)は、ホテルオークラ創業者の大倉喜七郎さんが、私財を投じて建設したスキー・ジャンプ専用競技場です。
1931年(昭和6年)に完成し、その後、1972年(昭和47年)に札幌オリンピックが開催されることになり、国費にて大改修が起こ間割れました。
その後、ラージヒル(K点120m)への全面改修も行われ、夏でも滑走できるようサマーヒル化とナイター設備も設置されました。
2018年には、K点123m、ヒルサイズ137mに変更も行われており、国際大会に準じています。
さて、下記のリフト乗り場からリフトに乗車します。
所要時間は約5分です。
ジャンプ台はほんと、怖そうです。
標高差133.6m、全長368.1m、助走路の最大斜度は35°、着地斜面の最大斜度は37°になります。
ラージヒルの飛び出し地点から一番低い場所までの高低差は88mと定められていますので、実に、大阪の通天閣から飛ぶような高さです。
それにしても、スキージャンプ台と市街地の景色を一緒に楽しめるのは、世界広しと言えども、あまりないですので、珍百景と言っても過言ではありません。
この斜面を伊東大貴さんなどスキージャンプ選手は、カンテと呼ばれる踏切台を時速80km~90kmくらいの速度で飛び出します。
しかも、急斜面のアプローチに入ると、途中で辞められない、ブレーキがなくキャンセルできないですので、飛ぶしか無いんですよね。
この恐怖感から、ヨーロッパでは死刑の罪人を、処刑するために、ジャンプさせたと噂されるほどです。
なんでも、無事に降り立った死刑囚がいて、ジャンプ競技になったとも言われています。
大倉山ジャンプ台・展望台は、冷暖房がある室内と野外とあります。
室内の売店では、アイスクリームやドリンクも購入可能です。
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昼食・ランチや夕食は、麓にあるムラダイニング大倉山と言うレストランにて頂けます。
夜には夜景も見える、ジンギスカンの美味しいお店になっているようです。
そのほか、1階には大き目のお土産物店も入っています。
また、向かいには2017年2月にリニューアルオープンした「札幌オリンピックミュージアム」もありますが、別料金となります。
7月下旬から9月一杯は、ナイター営業(夏季夜間営業)も行っていますので、札幌の夜景を楽しむことも可能です。
自然夜景遺産にも認定されているようです。
夏の夜景になる時間は19時頃からです。
冬季はもちろん「寒い」ですので、防寒対策はしっかりと行いたいところです。
入場料は往復のリフト代といった感じです。
大倉山クリスタルハウスのマ窓口にて、入場券(リフト券)をご購入願います。
麓で乗車する際にチケットを係員さんに見せて乗ります。
帰りに降りる際には、チケット提示は不要です。
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お得な割引やクーポンとしては「お得だねチケットさっぽろセレクトAコース・Bコース」の割引チケットが買えます。
札幌にてセレクトされてい3箇所に入れる大変お得なチケットで、有効期間も長いです。
定休日(運休日)・営業時間・リフト料金などは、消費税増税などで変更になる場合もありますので、下記の公式サイトにてご確認願います。
札幌・大倉山展望台への交通アクセス・行き方ですが、地下鉄東西線の円山公園駅・円山バスターミナル(4番乗り場)から、JRバス[円14]荒井山線
「宮の森シャンツェ前」行に乗車して・円山動物園正面・大倉山ジャンプ競技場バス停下車の徒歩10分となります。
ちょっと、歩きますので、ご予算に余裕があれば、タクシーが便利かも知れません。
無料駐車場は、施設から少し下がった場所にありますが、下記の写真のとおり、長いドーム型エスカレーター(34.6m)がありますので、楽々です。
下記は駐車場の入口の様子です。
当方のオリジナル北海道地図にて、駐車場の入口をポイントしておきます。
札幌大倉山展望台の観光所要時間は、駐車場からで約40分前後といったかんじです。
下記はリフトから見たジャンプ台の様子の4K動画です。
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