三段壁(さんだんべき)は和歌山県西牟婁郡白浜町三段にある自然洞窟で、太平洋の海水が激しくなだれ込む姿を間近で見学できる観光施設になっています。
紀伊半島の高さ50m~60mの柱状節理・大岩壁になっており、太平洋に面した断崖絶壁の景勝地で国の名勝に指定されています。
そのうち、三段壁洞窟(さんだんべき-どうくつ)は、長さ36mの海蝕洞で、源平合戦にも参加した熊野水軍(くまの-すいぐん)が、舟を隠した場所としての伝承が残ります。
プロポーズにふさわしいロマンチックな場所として、恋人の聖地「南紀白浜/三段壁」にも選定されているようです。
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断崖の上にある辯天宗本堂の内部からエレベーターにて、下の地中へて36m降下します。
そして、大自然の荒々しい景観と千古の神秘「三段壁洞窟」を見学できます。
洞窟内は1周200メートルほどの探索歩道になっております。
かつては、熊野水軍の秘密基地だったと言う事で、熊野水軍関係の展示も豊富です。
熊野水軍が、使用した番所小屋(寝泊まり小屋)も再現されているなど歴史的な展示など楽しめます。
今回は寒い1月に訪問させて頂きましたが、洞窟内は意外と暖かったです。
ただし、常に湿っていて、足元が滑ったりしますので、ハイヒールは避けた方がよく、運動靴などが最適です。
波が激しく四方八方に砕け散る様子は、ダイナミックそのもので、大自然の驚異を感じます。
日本全国広しと言えども、船に乗ったり、階段を降りたりせずに、浸食によってできた海蝕洞を簡単に見学できるところは、ありまありませんので大変貴重です。
かつては鉱山でもあったことから、採掘の様子も再現されています。
今回はあまり波が激しくなかったのですが、昔に訪れた際には、バシャーンとスゴイ波浪でして、ここに木造船を格納するのは無理だろうと、安宅氏・熊野水軍の船隠しは無理だろうと感じたのを思い出しました。
なお、台風や低気圧接近などで波が激しすぎる場合には、閉鎖されますので、見学できないことがあります。
ペットに関しては、抱っこできる大きさのワンちゃんに限り、ゲージに入れるか抱っこで同伴可能となっています。
三段壁洞窟は有料拝観ですが、割引券やクーポン券もありますので、ご安心ください。
【PR】JAF会員証の提示や、旅館や観光案内所などで割引券をゲットすれば、大人100円割引になります。
ただし、JTBの電子発券割引チケットだと、もっと安く300円割引とお得ですので、念のため記載しておきます。
営業時間は、朝8時~最終入場午後4時50分となります。
12月にエレベーターの点検で数日臨時休業がありますが、基本的には年中無休です。
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交通アクセス・行き方ですが、JRきのくに線の白浜駅から明光バス、三段壁行きに乗車して約23分、終点バス停下車して徒歩2分です。
無料の駐車場がありますので、当方のオリジナル関西地図にてポイントしておきます。
あと、より雰囲気が分かるように、三段壁の動画もハイビジョン撮影してみましたので、よければ、下記をご参照賜りますと幸いです。
歩いて8分ほどのところには、日本の夕陽百選にも選ばれている千畳敷もあり、三段壁は、南紀を訪れたら、何度でも必ず訪れたい観光地です。
下記写真の下あたりに三段壁の洞窟がありますが、上からでは見えません。
もちろん、海岸を見るだけでも大変風光明媚なところです。
夕方には、海に沈む夕日もとてもキレイなところで南国ムードも満点ですで、どうぞ、ロマンチックになって頂ければと存じます。(^-^)
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