獅子吼高原(ししく-こうげん)は、石川県白山市八幡町の後高山(しりたかやま)近くにある高原で、標高は約630mになります。
正確に申し上げると、高原と言うよりは冬にはスキー場にもなる山上の一帯を高原と称していると言えますが、とても展望も良い素晴らしいところです。
そもそもは、大正時代に町営鶴来スキー場として開設されました。
鶴来町(つるぎ-ちょう)が主体となって開発を進め、霊峰・白山を仰ぎ、金沢市街からも近いことから賑わったようです。
1959年(昭和34年)には獅子吼高原ロープウェイも運行開始して、麓から直接スキーヤーを運んだとのことです。
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ただし、当初からロープウェイは通年営業で、春から秋にかけては行楽客や登山客も利用したとの事です。
しかし、1970年代以降は近隣に相次いで、新しい本格的なスキー場が開業したため、1987年からはスキー場ではなくに観光事業として再興を開始しました。
山頂ゾーンは「スカイ獅子吼」、山麓ゾーンは「パーク獅子吼」として再開発され、新しい建物が建ちました。
そして旧ロープウェイは、現在の自動循環式である「獅子吼高原ゴンドラ」へと更新されています。
麓の山麓駅は標高170mで、獅子吼高原にある山頂駅は標高630mと、高低差460m、全長1070mの4人乗りのゴンドラリフトになっており、約5分の空中散歩となります。
ちょっと天候が良くなかったのですが、景色は抜群でした。
春には桜も見事なようです。
また、夏季営業の目玉として、優良スカイスポーツ・エリアになって「パラグライダー」なども行われるようになりました。
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ただし、その後、白山周辺の多くのスキー場が閉鎖されたのと同様に、獅子吼高原スキー場も、雪不足や利用客減少により、2015年からスキー場の営業は終了となりました。
今ではスカイ獅子吼エリアへのゴンドラも、4月~11月の営業のみで、冬期は運休となっています。
コンサルをしている身から申し上げれば、実にもったいないですね。
再生させるのは、そんなに難しいことではありません。
今では冬期、どのくらいの積雪になるのでしょうか?
もし、結構、積雪があるのであれば、スノーモービルのレンタルをしたりするのも良いですが、あまり雪が積もら②いのであれば、イルミネーションなど、できると良いかと存じます。
イルミネーションも、なんと申しましょうか、町が予算を出して多額なお金をかけるのではなく、個人イルミです。
細かな区画エリアを希望する個人の方に割り当てて、電気代程度で貸して、自由にイルミを設置してもらい、定期的にメンテナンスも行ってもらえば世、原資も軽減できる訳です。
マンションなどにお住まいの方は、自宅でイルミをしたくても、できないので、意外と需要はあると存じます。
東京・名古屋・大阪の方でもイルミが設置できると来てくれることもあるでしょうし、コンテストとして、イルミを競ってもらう大会にしても、おもしろいでしょう。
電気の配線は、雪対策・暴風雨対策など考慮が必要ですが、イルミは通年での実施も可能です。
暖冬が多く、雪が見込めなければ、使っていないゲレンデ跡にて、夏季にも大丈夫なバギーカーですとか、モトクロスバイクなどコースにもなっていると、もっと活用されるのではと感じます。
多少エンジン音がうるさくても、近隣に民家はありませんのでね。
単純にゴンドラの利用客を増やす、集客数重視であれば、山頂の使っていない土地を、公募して3軒程度の民間に貸したりし、遊興施設の設置を促せれば良いのかな?と感じます。
例えば、鉄道模型の大型版と申しましょうか?
実際に乗車できるスケールの小さい高原鉄道の大型ジオラマみたいなものは、土地も無くなかなか実現が困難ですので、やってみたい会社さんや個人の団体なんかは、多いと思うんですよね。
晴れていれば日本海も望め、景観がとても良い場所だけに、ぜひ、観光資源を有効活用して頂きたいところです。
幸い、山頂への道路は、関係者だけが通行できるように整備もされているようですしね。
他にも色々とアイデアが湧いて参ります。
まぁ、土地の所有権など、どうなっているのか、存じませんので、コンサルタントの立場から勝手に言いたいことだけ掲載させて頂きましたこと、お許し願います。
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獅子吼高原ゴンドラへの交通アクセス・行き方ですが、北陸鉄道石川線の終点・鶴来駅からタクシーで約5分。または加賀白山バス「一の宮」バス停下車して、徒歩15分の登り坂となります。
無料の駐車場は250台確保されています。
当方のオリジナル地図にて駐車場の場所をポイント致しております。
麓の白山比咩神社とセットでどうぞ。
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