須曽蝦夷穴古墳(すそえぞあなこふん)は、石川県七尾市能登島にある古墳で、国の史跡に指定されています。
能登島の標高約80mの丘にある古墳ですが、横穴式で四角い方墳となっています。
また、ひとつの古墳に、石室が2つあり、石室の天井は、石をドーム状に組むなど、日本ではあまり見られない特殊な技法が見受けられます。
このような古墳は、朝鮮半島に多い「高句麗式」の構造に似ているとの事です。
造られた時期は、出土した須恵器(蓋坏)や直刀片などから、古墳時代後期であり、日本では古墳が造られなくなった頃です。
被葬者は不明で、周辺では、他に古墳は発見されていません。
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交通アクセス・行き方ですが、JR西日本・七尾線の 和倉温泉駅から、タクシーで10分になります。
大きな無料駐車場にクルマを止めて、遊歩道を2分ほど歩くと、須曽蝦夷穴古墳が見えてきます。
古墳の石室入口は、海側です。
2024年1月1日の能登半島地震にて、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。
また、被災者の救済と被災地の復興支援のためにご尽力されている方々に深く敬意を表します。
能登の皆様の安全と、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
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