洞爺湖(とうやこ)は、北海道洞爺湖町と壮瞥町にまたがる周囲約43km、最深約179mの円形のカルデラ湖で、その真ん中に「中島」があります。
洞爺湖じたいは、約11万4千年前に噴火してできた湖ですが、湖の真ん中に大小4つの島があります。
その島は、約5万年前に噴火した「溶岩ドーム」と火砕丘の集まりで、湖底にある火山の山を合わせると11の火山体があるそうです。
ちなみに、有珠山は、約2万年前に噴火して誕生した火山となります。
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4つの島は、大島・観音島・弁天島・饅頭島と名前がありますが、その全部の総称として「中島」と呼びます。
中島は山になっていて、トーノシケヌプリと言う最高峰は標高455mになります。
中島には、洞爺湖温泉から出ている洞爺湖遊覧船で渡ることが出来ます。
洞爺湖遊覧船は、湖を一周するのではなく、中島との往復便になっています。
中島までは、約20分間のクルージングとなります。
中島の桟橋付近は、洞爺湖の湖畔になりますが、水はとてもキレイです。
4K動画でも撮影してみました。
砂浜のようなところもあり、夏場、子供は水遊びも可能ですので、タオル・着替えを持参したいところです。
山への登山は禁止されていますので、できませんが、中島の一部は「ハイキングコース」としてきちんと整備されています。
中島は大自然が残っている大きな島ですが、一部が遊歩道(フットパス)になっており、自然のエゾ鹿や白鳥、野生のリスなどに出合えるところなのです。
ただ、エゾシカは400頭もいましたが、増えすぎてエサ不足に陥り、その後、頭数を減らしたようで、現在は20頭ほどだと言います。
そのため、シカを見かけるチャンスは、今では少ないようです。
中島の入園料は200円で、洞爺湖森林博物館などの展示もありますが、入山は15時までとなっています。
昼間は係員さんがいますが、夜間は無人になる無人島で、島内にてキャンプなど宿泊することは禁止されているようです。
入山時には、中島の売店または博物館にて入山の届け出をして、下山したら必ず連絡するルールになっています。
届け出と申しまして、台帳に名前・人数・携帯電話番号を記入するだけと簡単なものです。
この手続きを行っておくことで、天候不良などで、遊覧船が最終便を待たずに、途中の便で船が欠航になる際など、電話で教えてもらえます。
そのような船の時間の関係で、中島で下船すると、次の船は30分後になります。
そのため、少なくとも14時くらいの船に洞爺湖温泉側から遊覧船に乗らないと、中島での散策不可能です。
午前中などからであれば、ゆっくり滞在して1時間後、2時間後でも、船が最終でなければ、何時間でも中島に滞在可能です。
中島ジンギスカンのお店にて、そば・うどんも提供されていますので、昼食・ランチも取れます。
ただし、中島は冬期閉鎖されます。
そのため、中島に下船できるのは4月下旬~10月末日までとなります。
危険なところはありませんが、虫対策と、靴はスニーカーが良いと思います。
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中島の見学所要時間ですが、単純に30分後の船に乗るのであれば、約80分となります。
中島の散策コースを1周する場合には+60分で、合計140分必要です。
最奥部の場所まで行く場合には、合計300分(5時間)あると良いため、朝1便など午前中の早い時間に渡りたいところです。
洞爺湖汽船は夏場、朝8時30分から運航しています。
洞爺湖観光船に関しては、下記にて詳しくご紹介していますので、あわせてご確認賜りますと幸いです。
・洞爺湖遊覧船 洞爺湖のカモメと洞爺ブルーの楽しみ方
・昭和新山 国の特別天然記念物である火山とは?
・有珠山ロープウェイ 洞爺湖有珠山ジオパークの大自然
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