野尻湖(のじりこ)は長野県上水内郡信濃町にある湖で、、黒姫山の噴火など火山性の影響により、川がせき止められるなどして、できた湖と考えられています。
恐らく3度目だと存じます。
デジタルカメラの時代になり、写真を撮りに行ってみました。
標高654メートルの高所にある野尻湖の古い名前は信濃尻湖(しなのじりこ)、芙蓉湖(ふようこ)とあります。
長野県の天然湖としては、諏訪湖の次に大きく、水深は最深で38.5メートルあり、貯水量でみると諏訪湖より多いです。
ただし、どうしてここに湖ができたのか?は、良くわかっていません。
斑尾山、又は黒姫山が噴火して、池尻川がせき止められたとも、湖の西側が隆起したとも言われています。
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なお、この信濃と越後の国境は豪雪でも知られていますが、野尻湖は冬季でも結氷しない不凍湖です。
下記は野尻湖から見た妙高山です。
1948年に3~5万年前の「ナウマンゾウ」の化石が発見され、また旧石器時代のナイフ形石器なども見つかっており、ナウマンゾウと旧石器人が共存していた事が判明しました。
出土品のほとんどは野尻湖の湖畔にある野尻湖ナウマンゾウ博物館に収蔵されています。
夏季はちっょと水温が低いですが、場所によっては水泳を楽しむことも可能です。
実は、私も自分の意志とは関係なく、野尻湖で泳がされた経験がございます。
ただし、船が発着する場所は危険ですので、遠いところでお願い申しあげます。
下記は黒姫山です。
野尻湖遊覧船(野尻湖定期船会社)
野尻湖の観光はなんと言っても「遊覧船」が楽しいです。
野尻湖には約3社の遊覧船があるようですが、平日でも動いているのは、ここでご紹介させて頂く、野尻湖定期船会社さんのみなようです。
他の会社さんは、貸しボートなどが中心ですが、もちろん、野尻湖定期船会社さんでも、スワンボート、手漕ぎボート、エンジン付きボートのレンタルが可能です。
また、大型の「遊覧船」を運行しています。
遊覧船の時刻表は無いようでして、午前8時30分から午後5時まで、基本的には毎時0分の出港となり、所要時間は約50分です。
※12月~3月は定休日があるようですので、事前に確認を。
到着時間が合わなかったときには、野尻湖ナウマンゾウ博物館を先にに見学したり、食事を取ったりしてから船に乗ると良いかも知れませんね。
湖ですので、船が大きく揺れる事はありません。
ただし、乗船人数も少ないと、小型の23名定員「ツインビー」での運航となる場合があります。
この遊覧船は、野尻湖の沖合に浮かぶ「琵琶島」に接岸しますので、下船観光することが可能です。
琵琶島(弁天島)には「宇賀神社」があり、通常は約15分間の散策時間が与えられます。
※乗船客が多い場合には、後続の船に乗るなど運航スケジュールが変わる場合があります。
上杉家の戦国武将・宇佐美定行の墓もあります。
琵琶島に関しては下記のページにて詳しくご紹介していますので、よければご覧ください。
・宇佐美定満(宇佐美定行)とは~上杉家の軍師と琵琶島城(野尻湖での溺死)
小生は1等船室でお願いしてみたのですが、乗船が全部で4名しかおらず、小型船となってしまい、普通客室のみでした。
なお、ワンちゃん(ペット)も300円で飼い主さんと共に遊覧船に乗船する事ができますが、係員の指示には従いましょう。
ちなみに、乗船券は【PR】JAF会員割引が効きます。
併設されている野尻湖ライングループの食堂とお土産物店も、【PR】JAF会員で10%割引になりますので、お得にご利用なさってみてください。
駐車場は無料で約200台完備です。
場所は下記の地図ポイント地点となります。
地図は縮尺を自由に変えてご確認願います。
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下記は紅葉の時期に訪問させて頂いた際の写真です。
妙高高原や黒姫、斑尾と、冬はスキー・スノボーのメッカでもあります。
そのように冬季は積雪が多い所ですので、チェーン携行は必須ですので、冬は安全運転でお出かけいただけますと幸いです。
・宇佐美定満(宇佐美定行)とは~上杉家の軍師と琵琶島城(野尻湖での溺死)
・いもり池 妙高高原 四季を通じて妙高山も望める景勝地
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