懐古園(かいこえん)は、長野県小諸市にある小諸城跡の公園となり、明治13年(1880年)に開園しました。
春には、日本のさくらの名所100選にも選ばれている桜の名所として知られますが、秋も石垣に真っ赤な紅葉が映えるコントラストも美しい、紅葉の名所でもあり、観光バスの団体客も訪れる観光スポットになっています。
見られる木々は、モミジ、ケヤキ、桜、コブシ、ドウダンツツジ、イチョウ、カエデといったところです。
正式名称は、市営公園小諸城址懐古園(こもろじょうし-かいこえん)と言いますが、これは廃藩置県で役割を終えた小諸城の本丸に「懐古神社」が建立されていたことから、名前(名称)は懐古園と呼ばれるようになったようです。
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懐古園の園内、すなわち小諸城跡は、ただの城跡や公園ではなく、見どころも数多くあります。
ご家族で楽しむのであれば「小諸市児童遊園地」があり、コーヒーカップやメリーゴーランド、ジェットコースターなど、オーソドックスな乗り物などを1乗車200円と、お安く堪能可能です。
また、長野県では最古となる動物園「小諸市動物園」もあり、日本ザル、ライオン、イグアナ、ウサギなどが展示されています。
そして、島崎藤村の小諸時代を偲ぶ「藤村記念館」では、島崎藤村が小諸義塾に赴任していた期間に執筆された作品を中心に、さまざまな展示もあります。
詩人・小説家である島崎藤村は、明治32年から6年間、 小諸義塾の英語教師しました。
そして、代表作となる『破戒』の執筆にと繋がっています。
また小諸出身の画家・小山敬三の「小山敬三美術館」もあり、作品などが展示されている他、美術館からは眼下を流れる千曲川も望めます。
ちょっとしたスポットと致しましては線路より北側にある「停車場ガーデン」にて、軽食類や飲み物・アイスクリームなどの提供もあります。
あと懐古園の北側(無料区画)には、蒸気機関車C56-144号機も展示されていました。
懐古園への交通アクセスですが、JR小海線・しなの鉄道の「小諸駅」から入口までは歩いて3分といったところで、大変便利です。
もちろん、有料駐車場なども完備されていますが、さくら祭りなどの時期には多少なりとも混雑は必須となります。
懐古園(小諸城)は有料見学となっており、開園日時は朝9時~17時となります。
休園日(定休日)は、12月~3月中旬までの冬期には毎週水曜日がお休みです
あとは、年末年始の12月29日~1月3日が休みですが、凍結もあるため遊園地は12月1日~3月中旬まで閉鎖となります。
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割引やクーポン券ですが、【PR】JAF割引が使えました。
見学所要時間は60分といったところですが、お弁当などを持参してハイキングや花見も、もちろんOKです。
小諸城に関しては下記にて詳しくご紹介させて頂いております。
・小諸城とは~佐久は小諸の懐古園を城跡として歩く見学ポイント
・SL蒸気機関車C56-144「小諸」懐古園にあり
・小海線「HIGH RAIL」観光列車ハイレール攻略法
・しなの鉄道 115系も順次引退しSR1系導入
・関東周辺の観光に便利なオリジナル地図
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