中国地方観光

大三島フェリー乗船紀行~切符の買い方などの記録


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今回、広島出張時に、レンタカーにて広島の忠海から大三島フェリーで大三島へと渡りましたので、その時の記録として残しておきたいと存じます。

まず、大三島フェリーですが、忠海の乗り場は下記の地図ポイント地点となります。
地図のポイント地点に、乗船するクルマ専用の待機所があります。
そこに車を止めて乗船券を買いに行きます。

なお、クルマは忠海港に駐車させて、人だけ乗船すると言う方法も可能です。
その場合、車は忠海駅から西側にある港の駐車場に止める必要があり、ちょっと船乗り場までは歩く事になります。


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忠海(ただのうみ)から乗船する場合「切符売り場」に「券売機」がありますので、券売機でチケットを購入します。
「みなとオアシスただのうみ」との名称にもなっている、忠海港待合所に券売機があります。
クルマの車両航送のキップも、券売機で購入しますので、自分の車の長さを事前に調べて置く必要があります。

忠海港のフェリー乗り場

そして、車の待機場所で待っていて、船が到着して乗っていた車が出て行くとすぐに誘導されますので、その指示に従って車を船の甲板に止めます。

大三島フェリー

そのフェリー乗船時に購入しておいたチケットを手渡すと、半券の領収書が返される感じです。
※船内では乗船券は買えませんので、船に乗る前に購入しておく必要があります。

下記は乗船してすぐに忠海港を撮影したものです。
第三おおみしまの1隻だけが就航しています。
普通車でしたら10台くらい乗れそうです。

大三島フェリーの忠海港

乗船した車は女性運転手の2トン・トラックが1台、女性運転手の軽自動車が1台、そして私のレンタカーが1台、あと男性バイクが1台でした。
トラックと軽の運転手さんは、客室には上がらず、ずっと車に乗っていたようですが、私はクルマから降りて客室に上がりました。

なお、大久野島行き(大久野島止まり)になっている「旅客船」もあります。

大久野島への旅客船

旅客船ですのでね車は積めませんが、自転車(サイクル)は追加料金で載せられます。
ただし、大久野島は基本的に一般車両は上陸禁止ですので、大久野島で宿泊したり用事がある場合は、忠海のフェリー乗り場から西側にある無料駐車場に車を止めて、人と荷物だけで乗船する形となります。

大久野島

大久野島(おおくのしま)は年間10万人の観光客が訪れますが、島全体にウサギが多数生息していることもあり、一般車両の乗り入れが禁止されています。

大久野島

休暇村・大久野島のホテルまでは桟橋から無料送迎バスがあります。
しかし、バスもウサギ保護の為、ノロノロ運転です。

大久野島の桟橋

日露戦争前には、大久野島に要塞として砲台などが置かれました。
それらが撤去されたあとは、第一次世界大戦時に、日本陸軍が大久野島を化学兵器の生産拠点にします。
当時、ジュネーブ議定書で化学兵器の使用は禁止されていましたが、開発と保有は合法でした。
1929年(昭和4年)5月には化学兵器の生産施設を建設開始し、発電所や倉庫なども建てられたと言います。

そして、隠蔽のため地図から大久野島は消されました。

下記写真はでは、ちょっと樹木に隠れますが、トンネルと毒ガス製造施設の廃墟が写っています。

大久野島の毒ガス工場

大久野島では地元の農民・漁民、勤労動員学生ら6500人が働いていたと言います。
毒ガスを作っていた訳ですので、島民の健康被害も結構あったようで、1954年に日本政府も救済の特別措置を取っています。
世界から化学兵器が無くなる事を願い、1988年に大久野島毒ガス資料館が開館していますが、現在でも立入禁止区域などがあるそうです。

大久野島

しかし、穏やかな海と大久野島のコントラストも、とても素晴らしい景色です。

大久野島に寄ったフェリーはすぐに大三島・盛(もり)へと向かいます。

大三島フェリー

船を運航しているのは山陽商船のグループ会社になる、大三島フェリー株式会社です。

大三島・盛港

大三島が見えますが、とても大きな島ですので、写真に入りきりません。
昔は、四国と本州を結ぶ高速バスも、このフェリーに乗っていたそうです。

大三島

下記の写真は大三島・盛に到着する直前となります。

大三島・盛港

念の為、地図でも「盛」を示しておきたいと思います。

以上、約30分の楽しい航海でした。

大三島フェリー

大三島フェリーの時刻表(ダイヤ)は、よく変更になりますので、最新のものをご参照願います。
今回は平日に乗船しましたが「土日祝」の休日割引は乗用車の料金も安く、同乗者はなんと無料になるなど、お得感があります。
しまなみ海道ができてしまい、経営も厳しいと思いますが、是非、末永く運航して欲しいものです。

大三島フェリー(公式)
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髙田

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