玉陵(たまうどぅん)と呼ばれる琉球王国の国王の墓が、首里城の近くにありますが、世界遺産にも含まれますので、念のため、ご紹介しておきます。
また、沖縄県の建造物として、国宝指定は初めてとなります。
琉球国王は、1429年に三山統一を果たした、尚巴志王の第一尚氏王統がまず初めにあります。
そして、その第一尚氏王統の第六代国王である、尚泰久王の重臣だった金丸(尚円王)が1462年に王位を継承すると、第二尚氏王統となります。
スポンサーリンク
この第二尚氏王統の歴代国王の墓が、首里城の隣にある「玉陵」と言う事になります。
玉陵は、第二尚氏王統の第3代国王・尚真王が、父・尚円王を葬るために作りました。
沖縄独特の破風墓としては沖縄県でも最大規模となっています。
当時の沖縄式葬儀では、遺骸が数年たって骨になるのを待ち、それから骨を洗って、骨壺に詰め、破風墓に収めたそうです。
玉陵の東室が国王と妃の墓で、西室は他の王族(一族)となります。
太平洋戦争の沖縄戦では、艦砲射撃などにより、玉陵も破壊されました。
そのため、現在の玉陵は、復元修理されたものとなっていますが、全体が国の史跡で、「玉陵」5棟(墓室3棟・石牆2棟)が国の重要文化財・国宝(になります)に指定されています。
そして「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産にもなっています。
スポンサーリンク
玉陵は有料拝観となります。
開場は朝9時で、入場締め切りは17時30分となります。
見学所要時間は約15分です。
沖縄都市モノレールの首里駅から 徒歩で約15分ですが、駐車場はありませんので、首里城の駐車場を利用して、徒歩5分といったところです。
入場口がちょっと分かりにくいので、当方のオリジナルGoogleマップをご参照願えますと幸いです。
・首里城とは~尚思紹王と尚巴志王【沖縄の世界遺産】守礼門 グスクとは?
・座喜味城の歴史とみどころ【世界遺産】動画紹介もあります
・中城城と護佐丸盛春とは~護佐丸・阿麻和利の乱と王女・百度踏揚【世界遺産】
・勝連城と阿麻和利とは~鬼大城や展望も素晴らしい勝連城の見どころ
・安慶名城の安慶名大川按司と知花城の越来賢雄(鬼大城の墓)
・浦添城と舜天とは~浦添ようどれ 源為朝が沖縄に逃れたと言う伝承や察度も
・沖縄の史跡巡り観光オリジナルGoogleマップ(便利な地図)
この記事へのコメントはありません。