垂水の滝
垂水の滝(たるみのたき)は、石川県輪島市町野町曽々木、奥能登の日本海に面した断崖にある滝です。
断崖の上から、直接、日本海へと流れ落ちる滝になっております。
普通「滝」と連想しますと、山奥に入っていかないと見れないと言う印象がありますが、垂水の滝は輪島市と珠洲市の境目にある八世乃洞門新トンネルのすぐ脇にあります。
広めの無料駐車場も完備されていますので、家族で見学しやすい滝です。
しかも、日本海の風景も合わさって、とても景観が良いところになります。
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この辺り、能登の西側の冬は厳しく、奥能登では下記のような「間垣」が見受けられます。
「間垣」とは、長さ約3メートルくらいのニガ竹という細い竹を並べた垣根のことです。
日本海から吹き付ける冬の風から家屋を守るのが主な目的となっています。
この垂水の滝にも、突風が吹きつけるため、強風で滝の流れは吹き上げられます。
そのため、垂水の滝は、別名「吹上の滝」とも呼ばれます。
氷点下になると、滝の水が凍り、大きな氷の華が咲いたようにも見えるそうです。
白竜が天へと昇っていくように見えることから、更に別名があり「逆さ滝」とも呼ばれています。
また、能登の日本海は真冬になると「波の花」が現れることもあり、厳しい冬の風物詩にもなっているようです。
ちなみに、波の花が発生する気象条件としては下記の通りです。
(1) 11月下旬~2月頃
(2) 波高4m以上
(3) 風速13m/s以上
(4) 北北西の風(北から吹く風)
波の花は、泡が衣服に付くとシミになる恐れがあるとの事ですので、注意が必要です。
滝は写真では、よく伝わりませんので、動画も撮影してみました。
奥能登をドライブしている際に、ちょっとした休憩にも最適です。
無料の駐車場も余裕があるくらい広いです。
垂水の滝がある場所ですが、曽々木海岸の八世乃洞門トンネルの珠洲側(東側)にあります。
そのため、奥能登塩田村の方角から西へと向かっていれば、前方に見えますので気が付きます。
しかし、白米千枚田のほうから東へと向かってきた場合には、トンネルを抜けたところにありますので、気が付きにくいのでご注意を。
駐車場がある場所は、当方のオリジナル地図でも、わかるようにポイントしておきます。
窓岩
オマケとして曽々木海岸の近くにある「窓岩」をご紹介いたします。
下記の写真は2019年に撮影したものですが、2024年1月1日に発生した能登半島地震で、窓岩は崩壊してしまったようです。
撮影した際には角度が悪く見えないのですが、岩には窓があり、その先が見えるようになっていました。
特に夕日の時間に砂浜に出で撮影するときれいだったと言う事です。
路肩に駐車スペースもあります。
2024年1月1日の能登半島地震にて、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。
また、被災者の救済と被災地の復興支援のためにご尽力されている方々に深く敬意を表します。
能登の皆様の安全と、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
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