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北海道網走市にある網走国定公園に、標高207mの天都山(てんとざん)があり、国の名勝に指定されています。
北には網走湖や能取湖、オホーツク海、世界遺産の知床半島や斜里岳・海別岳等の知床連山まで望むことができる展望スポットです。
5月には1000本のエゾヤマザクラが咲き乱れる天都山さくら公園が隣接しているほか、無料で利用できる天都山展望台があり、網走では欠かせない観光地になっています。
オホーツク流氷館
その天都山展望台の下は網走市立の科学館「オホーツク流氷館」があり、オホーツク海をテーマとして展示が行われています。
網走と申しますと、網走監獄の他に冬の風物詩「流氷」が押し寄せることでも有名で、網走流氷の観光砕氷船おーろら号も運行されています。
その流氷が見れる時期は、だいたい1月下旬~3月上旬(4月までになることも)であり、船は風が強いと運行できないため、オーロラ号が運航されても、実際に流氷を船から見れるのは年間で20日~50日程度しかありません。
冬の極寒の時期に訪問しても、運が悪いと流氷を見ることができないと言う事なのですが、天都山展望台にある「オホーツク流氷館」では、年間を通じて、流氷が展示されています。
2重のドアの先に、流氷体感テラスと言うコーナーがあり、オホーツク海の流氷を展示しています。
室内はマイナス15℃に保たれており、本物の流氷に触れて、大人気の濡れたタオルを凍らせる「しばれ実験」も体験できます。
光の演出による「流氷の日々の移ろい」など感じられる演出も楽しる他、他のフロアーでは、かわいいクリオネなどオホーツク海の珍しい生き物も飼育展示されています。
クリオネは動画を撮影してみましたので、よければご覧頂けますと幸いです。
とても小さいですが、かわいいですよ。
見るところがたくさんあるわけではないので、流氷館は15分~30分もあれば周れます。
逆に申しあげれば、短い時間でオホーツク海と流氷を堪能できます。
ただし、入場料の割に、中身の規模が小さいと言う印象がありますが、夏でも-15℃と言う極寒温度の管理上は、やむを得ない対価だと存じます。
まぁ、寒さに慣れている北海道の方は物足りないかと存じますが、1度はお勧めできる流氷とオホーツク海の生き物をテーマとする観光施設です。
カフェ・レストランもありますので、ランチを取ることも可能です。
売店では、大人気の「流氷ソフトクリーム」(塩キャラメル味)も頂けます。
開館時間
オホーツク流氷館の営業時間ですが、下記の通りになります。
夏季5月~10月は、朝8:30~17:30最終入場。
冬季11月~4月は、朝9時~16時最終入場となります。
休館日(定休日)は、年末年始の12月29日~1月5日です。
下記は網走湖です。
バリアフリー施設になっています。
75歳以上の高齢者は、割引料金が適用されますので、年齢確認できるものを持参しましょう。
また、授乳室が1階にあり、シンク、おむつ替えシート、授乳チェアが利用可能です。
無料Wi-Fiも使えます。
交通アクセス・行き方ですが、JR石北本線の網走駅から網走バス「天都山方面」行きで約15分、「オホーツク流氷館」バス停下車の徒歩2分となります。
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クルマの場合、無料駐車場は150台+バス50台と広いです。
公共施設のたろ、道路標識もありますので、道に迷う事はないでしょう。
住所は、北海道網走市天都山244-3。
オホーツク流氷館と天都山展望台の両方の見学所要時間は、30分~50分といったところでしょうか?
時間が許せば、近くの「網走監獄」とセットでどうぞ。
・博物館「網走監獄」~一見の価値がある残酷な監獄と監獄食?
・朝日ヶ丘公園展望台~これぞ北海道と言う360度大パノラマ
・北方民族博物館~雨の日にも最適な網走観光スポット
・能取岬と能取湖~ロケ地にもなった風光明媚な穴場スポット
・小清水原生花園と濤沸湖~オホーツク海と湿原と知床連山が一挙に
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