登呂遺跡(とろ-いせき)は教科書にも出てきますので、特に説明は不要かと存じますが、忘れてしまった?と言う方のために、ちょっとだけ解説も入れさせて頂きます。
登呂遺跡の場所は第2次世界大戦中に軍需工場(プロペラ工場)を作る為に昭和18年から工事が開始されました。
その時、水田の1m下の採土から、多くの木製品が出土したり、水田跡と考えられる杭列も発見されたのです。
これらの出土品より登呂が弥生農耕の集落遺跡であり、奈良の唐古遺跡に匹敵する大発見であることがわかり、帝室博物館(国立博物館)、宮内庁、神社庁、文部省、東京の諸大学などから多くの考古学者が訪れ、工場建設と並行して学術的発掘調査が行われました。
日本で初めての総合的な発掘調査になったと言います。
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水田跡や井戸の跡、竪穴式住居(正確には竪穴系平地式住居)・高床式倉庫の遺構
1952年(昭和27年)には、国の特別史跡に指定されています。
と言う事で、写真を連続して入れておきます。
登呂遺跡の出土品などを展示した「登呂博物館」が敷地内にあり、1階展示が無料見学可能です。
参加体験型展示もある楽しい博物館となっています。
2階の常設展示は、高校生以上200円、中学生まで50円となっています。
9:00~16:30で、月曜など休館日がありますので、ご注意を。
行き方・アクセス
バスの場合、JR静岡駅南口バスターミナルの22番乗り場から『登呂遺跡』行きで終点下車。バス所要時間は約12分です。
登呂遺跡の駐車場は下記の地図ポイント地点となる、東名高速の脇の場所です。
駐車場は8時30分~17時(最終入庫16時30分まで)で、駐車料金は1回400円(2015年現在)、51台でした。
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