東大寺(とうだいじ)は、奈良県奈良市雑司町にある寺院で「奈良の大仏」が安置されていることで有名です。
奈良時代、平城宮にいた聖武天皇が仏教の考えと、国を守るために建てたのが東大寺になります。
まず、東大寺への交通アクセス・行き方ですが、JR奈良駅・近鉄奈良駅から、奈良交通の市内循環バス外回り系統に乗車して「東大寺大仏殿・春日大社前」バス停下車し、徒歩5分となります。
最寄り駅としては、近鉄奈良駅で、1番出口から約1.3km、徒歩20分で、東大寺の南大門に到着できます。
坂道は若干程度ですので、平坦な状態で歩けます。
駐車場の情報に関しては、最後に記載させて頂きます。
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まずは、東大寺の入口とも言える、奈良公園側になる「南大門」を目指します。
南大門は、平安時代からありましたが台風で倒壊したのち、1199年の鎌倉時代に再建されたもので、国宝に指定されています。
この東大寺・南大門も大きいです。
なお、南大門の付近には、奈良公園の「鹿」さんが、たくさんいます。
鹿せんべい(200円)を売っている売店があちこちにありますので、購入してシカに与えることも可能です。
更に進んで行きますと、江戸時代の1716年に建てられた、中門(国の重要文化財)が見えてきます。
大仏殿は、その中門の内側にあり、有料エリアとなります。
拝観入口は、中門からではなく、中門から左手にそれて、端っこの方にあります。
下記写真の先の方です。
拝観料ですが、東大寺の場合、大仏殿、法華堂、戒壇堂、東大寺ミュージアムの4箇所、それぞれ別に入堂料が必要です。
ただし、東大寺ミュージアムと大仏殿は「セット割引」で、200円割引になります。
でも、東大寺ミュージアムの開館時間は朝9時30分からなため、朝早く参拝した場合には、セット券、時間にご注意願います。
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東大寺・大仏殿(国宝)の建物は、やはり「大きい」ですね。
世界最大級の木造建築です。
造仏事業には260万人が動員されました。
ちなみに、当時の日本の人口は約600万人ですので、かなりの国家事業であったことがわかります。
この日も、たくさんの修学旅行などが訪れていましたが、なんでも年間300万人もの観光客が東大寺にお越しになるそうです。
大仏殿の正面には、国宝に指定されている金銅八角燈籠があります。
奈良の大仏(国宝)は、正式名称「東大寺盧舎那仏像」(とうだいじるしゃなぶつぞう)と言いますが、昔から写真撮影が許可されています。
ただし、三脚の使用は禁止です。
752年に開眼供養された大仏の大きさは、土台を含まずで、高さ14.98mもあります。
ドラゴンクエスト・ウォークのご当地(ランドマーク)は、有料入場しなくても、大仏殿の裏側に回れば、取れるそうですが、せっかくですので、有料拝観されることをお勧め申し上げます。
奈良の大仏の背中部分には、大きな光背と支えがあるのも分かります。
大仏の裏側に周りますと、人気の「柱くぐり」があります。
大仏殿を支える太い柱に、通り抜けられる「穴」が開いているのですが、大仏の鼻の穴と同じ大きさと言われています。
けっこう、細い穴ですが、無事にくぐり抜けることができると、その年には「いいことがある」または「頭が良くなる」とされているため、学生さんには大人気で、30分待ちくらいになっていました。
小生も中学生のときに、くぐったような記憶があります。
東大寺の大仏殿は、以上で、出口は、入ったところとは反対側の山側となります。
今回、東大寺は予定外の訪問です。
東大寺の奥にある「正倉院」にも行きたかったのですが、訪問時は、朝早く、まだオープンしていない時間だったため、断念致しました。
法華堂(三月堂)など寄れなかったため、今度また、じっくりと訪れたいと存じます。
東大寺の見学所要時間ですが、東大寺・大仏殿の有料拝観だけでしたら、40分~50分といったところです。
東大寺の駐車場ですが、一般の人が自動車(クルマ)で行く場合として明記させて頂きます。
メインの有料駐車場は、奈良県営の大仏殿前駐車場だったのですが、基本的に予約制「バス専用」駐車場になってしまいました。
冬などには一般車も止められることがありますが、原則バス優先となります。
よって、一番近い有料駐車場は「夢風ひろば駐車場」となり、当方のオリジナル地図でも入口をポイントさせて頂いております。
入口は、建物になっていて、建物の中を進むようなイメージですので、通り過ぎないよう、ご注意願います。
また、混雑気味ですので、朝9時頃までには到着したいところです。
この「夢風ひろば駐車場」(約40台)ですが、お土産店やレストランがある夢風ひろばの店舗利用駐車場になっていますが、買い物をしなくても利用できます。
駐車料金は、30分毎に500円です。
なお、夢風ひろば内の店舗で、各店舗のレシートを合算して2000円以上利用の場合、最大2時間無料となり、駐車コインをもらえます。
ちょっと、おみやげを買えば、2時間無料ですので、お得な駐車場とも言えます。
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2番目に東大寺に近くて便利な駐車場は、正直ないと言う感じです。
ただし、東大寺の西側、国道369号沿いなどには、こまごまと、コインパーキングなどが点在しています。
土日祝の昼間や、GWなど行楽シーズンは厳しいかも知れませんが、空いていたら、止めてしまったほうが無難といったところでしょうか?
奈良公園内にある春日大社の正面の「春日大社・駐車場」も大きいですが、東大時にはちょっと遠いです。
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