八重山鍾乳洞とは
沖縄県石垣市「石垣島」はサンゴ礁が隆起した部分もあり石灰岩の鍾乳洞が多く約50箇所あるともされる。
なかには、御嶽(うたき)と言う神聖な場所で立入りが許されない鍾乳洞もあるため、ほとんど観光開発されていないが、石垣島鍾乳洞とサビチ洞に関しては有料で気軽に観光できる。
今回、川平湾のほうに行っていたら、雨天となってきたので、レンタカーを石垣島鍾乳洞へと向けた。
パンナ公園の入口を過ぎて、市街地に向け緩やかな下り坂となる。
石垣島鍾乳洞にはグルッと回り込まなくてはならないため、近道は無いのかな?と感じていたところ、右手に大きな門が見えて来た。
これは近道だと感じて進入し、ロータリーを過ぎて奥にいった駐車場に止め、建物に向った。
受付となっている建物はなんと「無人」で、券売機が置かれている。
入場料は大人1500円。
アソビューを使おうと考えていたのだが、スタッフが誰もいないので、現金を券売機に入れた。
クレジットカードや電子マネーが使えないのは痛い・・。
ともあれ、建物正面にあった鍾乳洞はこちらと言う案内板に従い、森の中を歩いて行く。
雨天と言う事もあり、遊歩道は薄暗いが歩けないほどではなかった。
約3分間くらい歩いだだろうか?
ちょっと下ったところに、ポッカリと自然の穴が開いているのが見えた。
ただ、真っ暗で、明かりもついていない・・・。
穴に入るのはやめておこうと考え、せめて、入口の近くで写真撮影だけしておこうと考えた。
そして、入口付近に降りて行ったら、水がだいぶ溜まっていて、靴の中に水が入ってしまった。
暗くて足元も良く見えなかったのだ。
※写真は明るく補正されているため、水たまりがわかるので、ぜひクリックしてご羅頂きたい。
鍾乳洞の脇に小さな案内があり、良く見ると、5000円でガイドを付けないと入れないとある。
券売機などにその説明はなく、このあと出しは、完全に遺憾と言えよう。
これで完全に諦めて、戻ったが1500円?が非常に高い勉強代に感じたのは言うまでもない。
全部乗せの八重山そばより高い料金である。
無人営業なのはクレームを受けないためか?
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ジャングルの遊歩道沿いには他に見るべきものを見つけられなかったため、そのまま引き返す。
園内マップを見ると動植物園(八重山自然村)が併設されているはずなのだが、進入禁止になっていた。
もう営業していないのだろうか?
洞窟に関しても、入口だけ見て終わりの洞窟であり、日本全国色々と周っているが、ここまでひどいのはさすがにない。
真っ暗な洞窟に入って地震や事故があっても、管理者不在のため助けを期待できない。
安全管理上でも問題があると感じる。
この時点ではまだ石垣島鍾乳洞だと思い込んでいたのだが、クルマに戻って、改めてGoogleマップをみると「八重山鍾乳洞」であることに気が付いた。
事前に地図を見ていて、石垣島鍾乳洞の近くには別に2箇所の鍾乳洞があることは把握していたが、営業しているのは石垣島鍾乳洞だけだと思っていたのは、自分の反省点であることは認めよう。
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旅行を終えて自宅で改めて八重山鍾乳洞を調べてみると、良い評価となっているのは2017年までで、入場料1500円なんて安い、コーヒー無料サービスまであったとの記載もある。
当時はアヒル・リスザル・リクガメなどもいたようで、人間が檻の中に入って動物とふれあうパターンだったらしい。
しかし、2018年以降は評価が低いことがわかる。
ディープスポット、珍スポット、恐怖スポット、B級スポット、シリアスすぎる、衝撃的な施設、50円ぐらいの価値、最低最悪、マニア御用達、時間の無駄、行ってはいけない場所など酷評が目に付く。
ちなみに「子宝の神鍾乳洞」「古代人館鍾乳洞」「せせらぎ鍾乳洞」と色々鍾乳洞があるらしい。
今回は、そのうち「せせらぎ鍾乳洞」の入口だけ見て帰ったという事なのだろう。
せせらぎと言うくらいなので、水たまりがあったのかも?
ただし、上記すべての鍾乳洞は水没しているとの情報も。
また、以前はミニ動物園のようなものがあったが、動物がやせ細っており、2018年頃に観光客が通報して行政指導を受けたようだ。
そのため、動物園は閉園状態の模様。
買ったチケットは、自分でをもぎって箱に入れるシステムとの情報も目にしたが、その箱に気が付かなかったので、そのまま手元にある。
しかも、ちょっと昔は2000円だったことがあったようだ。
1500円(税込)は2022年5月現在としておく。
公式サイトは存在しないが、正式名称は「八重山自然村/八重山鍾乳洞・動植物園・薬草園」と言うらしい。
あと、現地では気が付かなかったのだが、歩いて5分くらいのところにある「龍神鍾乳洞」も、この1500円に含まれているらしい。
竜神鍾乳洞(龍神鍾乳洞教会)は、電灯もついており、内部を見学できるようだが、私も含めて多くの方が見逃していると考えられる。
石垣島鍾乳洞に負けない規模らしいので、今度、行ってみようかな?
ただし、電気ついてなかったという情報もある。
ちなみに、石垣島鍾乳洞と八重山鍾乳洞は内部で繋がっている箇所があるらしい。
そのため、洞窟の正式名称は「マリヤイザー」と言うらしく、龍神鍾乳洞も、同じマリヤイザーで入口が違う、別の枝窟のような印象だ。
見学コースは約300mの模様。
石垣島鍾乳洞とは完全に別物であるため、私のように失敗しないようにご注意願いたい。
石垣島鍾乳洞では「似たような鍾乳洞があるので間違わないように」との警告文もあった。
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以上、今回は拝見した八重山鍾乳洞の観光所要時間は約10分。
龍神鍾乳洞は入口と出口が分かれており、10分くらいで抜けられるようだが、通行案内がないので途中不安になるようだ。
石垣島の評判を下げかねない観光施設と言うのがとても残念に感じた。
よって、八重山鍾乳洞への交通案内は現時点では自粛しておく。
今後の施設改善に期待したい。
間違いに気が付いたあと、本命の石垣島鍾乳洞に行った。
その石垣島鍾乳洞は、沖縄本島にある国内最大級の鍾乳洞「玉泉洞」や、有料海水浴場である石垣島サンセットビーチを経営する会社で安心なため、八重山鍾乳洞が余計にヒドク感じてしまう。
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