自然豊かな九州・天草五和町の沖合の有明海は、魚の宝庫のため、野生のイルカ(ミナミハンドウイルカ)が、1年中生息しています。
早崎瀬戸と呼ばれる二江の沖合には、イルカ約200頭がおり、年間通じて、目の前で野生のイルカを見ることができます。
イルカはおっとりとした性格ですが、好奇心が強いです。
そのため、船に近寄ったりします。
春から夏には、赤ちゃんイルカも見られます。
野生のイルカ(ドルフィン)ですので、必ず見れるとは限りませんが、98%程度と、高確率でイルカを見ることができます。(実際には90%~95%といったところのようです。)
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イルカの群れがいる場所は、会社が違ってもお互いに船長さん同士が携帯電話でやり取りして、最新情報を交換しています。
そのため、イルカを探しながら船を航行させると言うよりは、イルカが現在いる海上にピンポイントで向かうと言う感じです。
あちこちから、出航した船がイルカがいる場所めがけて、航行しています。
ミナミハンドウイルカ
体長:2.6〜3.0メートル(生後1年時の体調は約2.0メートル)
体重:200〜300キログラム
寿命:25〜30年(生後4〜6年で成熟)
天草漁業協同組合五和支所
天草漁業協同組合が運行しているイルカウォッチング船は、五和町の港から出航します。
道の駅・天草市イルカセンターがある場所で、駐車場も完備されています。
出航時間は10時・11時30分・13時・14時30分・16時の5パターンです。
イルカが良く泳いでいる場所に、最も近いと言え、5分~10分ほどでポイントに到着しますので、乗船所要時間は平均1時間程度(1時間以上になる場合もあり)と短くて済みます。
ただし、熊本・宇土から入って行くと、結構、遠いですので、クルマですと、到着時間を正確に予測するのは困難です。
よって、事前予約する場合には、余裕を持って訪問しないと出航時間に間に合いません。
遅くとも出航の15分前には到着したいところです。
事前に予定が決まっている場合には、下記から予約すると割引もあります。
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イルカクラブ
漁協と同じ五和町からですが、イルカクラブ専用のクルーズ船にて運航しています。
出航時間は10時・11時30分・13時・14時30分・16時の5パターンです。
所要時間や料金などは、上記の漁協と同じです。
その他、何社かあります。
割引がある予約は下記からでもOKです。
【PR】天草・五和からの「その他」イルカウォッチング予約(割引あり)
シークルーズ・イルカウォッチング
上天草市観光交流拠点施設「mio camino AMAKUSA」(ミオカミーノ天草)から出航しています。
どの船になるのかは、当日の乗客数によって決まるのですが、シークルーズの場合、漁船タイプはありませんので、すべてクルーズ船(クルーザー)になります。
漁船ですと船内冷暖房はありませんが、シークルーズの場合、エアコン・トイレ完備です。
また、船長・船員の他に、専門ガイドさんもいますので、説明を聞きながら天草五橋や有明海の景色も堪能できます。
出航時間は10時・13時・15時の3パターンです。
イルカのポイントまで遠いので、所要時間は2時間と長いですが、イルカの見学は30分程度当ててくれますので充分あります。
2時間と、航行している時間が長い分、料金は通常で大人4800円と、天草では一番高いです。
ただ、熊本・宇土から天草に入ると、一番近い場所にある乗船場です。
よって、時間的な部分は、近くて便利なため、到着時間も調整しやすいですし、尚且つ海の上にいる時間が長いので、海の景色も長い時間、たくさん楽しめるのが特徴と言えますので、あきることは無いです。
そのため、今回は、予約なし(当日にチケット購入)のシークルーズにてイルカを見に行きました。
乗り場は前島港(松島港)ですが、他の場所と間違えやすいので、当方のオリジナル地図にてご確認願います。
口之津イルカウォッチング
口之津観光船企業組合にて、島原半島からもイルカウォッチングの船が、口之津港から出航しています。
だいたい、イルカを見学するポイントは、天草から出る船と同じ海域(早崎海峡)のようです。
そのため、所要時間がちょっと長く、1時間~1時間20分程度が平均となります。
出航時間は5月~11月は、9時・10時・11時・12時・13時・14時・15時・16時と、時間が多いのが特徴です。
ただ、口之津イルカウォッチングなどが使用する船は、人数が少ない時には「漁船タイプ」もあります。
しかし、雨が降っても大丈夫なようになど、工夫はされています。
小型船のため、イルカのすぐ近くなど、周りこみやすいような気は致しますが、料金が天草側より、500円程度高いです。
かづさイルカウォッチング
同じく島原半島の加津佐町から出航するのが、かづさイルカウォッチングです。
こちらも、イルカを見学するポイントは、天草から出る船と同じ海域のようで、出航して15分くらいでイルカがいる場所に着くことが多いようです。
出航時間は4月~9月は、10時・11時30分・13時・14時30分・16時と、あります。
所要時間がちょっと長く、1時間~1時間20分程度が平均となります。
料金が天草側より、500円程度高いです。
原城遊漁船組合
原城遊漁船組合のイルカウォッチング原城遊漁船も島原半島からですが、浦田漁港から出航します。
料金は島原側としては一番安いようです。
所要時間は1時間~1時間20分程度が平均となります。
なお、ホームページなどは無いため、詳細は不明です。
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万が一イルカが見れなかった場合には、各社とも、だいたい「もう1度無料で乗船できるチケット」を配布してくれます。(サービスが無い会社さんもあります。)
有効期間はだいたい1年間で、当日でも空きがあれば、また乗船できるようです。
早崎瀬戸は、起伏に富んだ海底と潮流によって、ボラ、イカ、アジ、トビウオ、カワハギ、アナゴなどの魚が多く集まる好漁場になっています。
その豊富な小魚を目当てに、周辺には約200頭の野生のミナミハンドウイルカが、1年通じて生息していると言う事になります。
陸から近いところに数多く生息しているため、五和町の港を出ると、10分程度の沖合でイルカに出会えます。
この気軽さが、天草市沖合でのイルカウォッチングの魅力となっています。
下記は4Kで撮影した動画です。
あると便利な持ち物としては、1時間~2時間と、長い時間ですので、夏場は飲み物があると良いでしょう。
また、船に酔いやすい方は、酔い止めがあると良いです。
カメラ撮影ですが、シャッターチャンスは、すばしっこいイルカで、なかなかタイミングが難しいですので、ビデオ撮影することをお勧め致します。
スマホのビデオモードでもOKですよ。
雨の際のレインコートなどは、無料で貸し出しがあります。(雨の日でもイルカは見れます。)
あと、スマホなど、海に落とさないよう、ご注意願います。
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服装ですが、夏場は日焼け対策が必要です。
冬場は風が冷たいですので、防寒着があると良いでしょう。
ヒールが高い靴は危険です。
雨や風が強い時には、水しぶきなどが、かかることがありますので、念の為、着替えがあると良いかも知れません。
安全面としては、各社とも「ライフジャケット」を着用となります。
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