龍門滝(りゅうもんだき)は、龍門の滝(りゅうもんのたき)とも書きますが、鹿児島県加治木にある古来からの薩摩の名所です。
日本の滝百選にも選ばれており、姶良市の網掛川中流に位置します。
滝の落差は46m、滝の幅43mで、時間の経過によって落水の色の変化すると言います。
この地を訪れた唐人が「漢土の龍門の滝を見るのが如し」と言ったことから「龍門滝」と呼ばれるようになったと伝わります。
また龍門滝(龍門の滝)の滝見台(展望台)には「滝観音」がありますが、江戸時代の1790年に、加治木島津家6代領主・島津久微(ひさなる)がそなえた観音様となっています。
日本の滝百選にも選出されている滝と言うと、山奥にあるようなイメージがあると存じますが、加治木の龍門の滝は、丘から平地に落ちる滝ですのでねアクセスも良好です。
滝つぼからほど近い場所に日帰り温泉「龍門滝温泉」があります。
贅沢にも内湯から壮大な龍門滝の流れを眺めながら、温泉入浴を楽しめる施設となっています。
泉質も悪くありませんので、お時間があればタオル・バスタオル持参でご休憩なさってみてはいかがでしょうか?
入浴料金も大人250円、子供150円と激安です。
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さて、姶良(あいら)の龍門滝への行き方・アクセスですが、九州自動車道・加治木ICから車で5分と非常に便利です。
無料駐車場は下記のポイント地点となります。
大型バスも止められます。
近くの日帰り温泉「龍門滝温泉」も利用される場合には、もっと奥へとクルマで進んで大丈夫です。
なお、龍門滝(龍門の滝)は、滝壷側からではなく、滝の上からも見学することができると言う、2回楽しめる名瀑です。
結構な坂道がありますので、クルマでの移動をオススメ致しますが、下記の地図ポイント地点に、滝を見下ろす滝展望台があります。
下記の写真のような風景が待ってくれています。
これらの龍門滝をまとめた「35秒動画」も撮影しておきましたので、ご覧頂けますと、より龍門滝がどのようなところか、お分かりいただけるかと存じます。
龍門司坂
なお、麓の龍門滝の展望台から、上流部の滝を見下ろす展望台まで車で行く間には、これまた有名な「龍門司坂」もあります。
龍門司坂(たつもんじざか)は石畳の古道で「歴史の道百選」にも選ばれています。
江戸時代に入った1635年から工事が始まり、約100年語に完成したと言われています。
明治10年(1877年)の西南戦争(西南の役)では、西郷隆盛が率いる薩軍も、この坂道を抜けて熊本城へと向かいました。
NHK大河ドラマの「篤姫」や「龍馬伝」もこの石畳でロケをしていますので、2018年大河ドラマ「西郷どん」でもロケが行われるのではないでしょうか?
下記の地図ポイント地点に新しい無料駐車場とトイレがあります。
なお、上記の龍門司坂の無料駐車場にクルマを止めても、ここから龍門滝への遊歩道も伸びていますので、ここを拠点に両方を散策するのも良いです。
金山橋
もうひとつ、金山橋(きんざんばし)と言う観光スポットが近くにあります。
龍門滝の滝を見下ろす滝展望台の道を北上して行って、途中を右折すると行けるのですが、島津家が金山経営のため、明治12年ころ架設した石橋です。
金鉱石などを加治木港に運搬する金山道路に架けた橋となります。
無料駐車場11台(バス2台)とトイレも新設されていまして、観光しやすいところです。
しかし、私が訪問した際には、川に降りる遊歩道が「通行止」となっておりまして、橋の下や橋の脇からの撮影はできませんでした。
そのため、橋の上からの写真しかなく、肝心の金山橋の写真が無い事、お詫び申し上げます。
何か、金山橋をうまく望むことができる展望台のようなモノが設置されるのを希望致します。
下記の地図ポイント地点が駐車場となります。
龍門滝と異なり、行き先案内はあまりありませんので、地図をよく見てご訪問願います。
以上、加治木と言う素晴らしい鹿児島の風景とマッチする龍門滝・龍門司坂・金山橋でした。
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