九州観光

都井岬灯台と日本の野生馬「御崎馬」~都井岬に残された自然美


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都井岬(といみさき)は宮崎県串間市の太平洋に面した志布志湾にある周囲は絶壁で自然がタップリの岬です。
地図を見ますと、天狗のお面を右側から見て、鼻が突き出ている先端のような形の場所だなと感じていましたが、よくテレビ番組などでも登場するように、とても素晴らしい自然がたくさんあるところです。
海岸線と海のコントラストも楽しめ、素敵な時間を過ごすことができました。

都井岬灯台

下記は都井岬灯台(といみさきとうだい)です。
トイレも完備されている駐車場からちょっと歩いた先に灯台があります。

風光明媚な標高240mの断崖上にあり「日本の灯台50選」にも選ばれています。

1945年(昭和20年)7月、太平洋戦争中にはアメリカ軍の航空機による攻撃を受けて大破したと言いますが、戦後に復旧されました。
灯台の内部に入ると螺旋階段があり、上まで登ることができます。
今では無人の灯台がほとんどですので、最近では内部を見学できる灯台も少なくなりました。

調べてみましたら、今では日本国内で15箇所しか、灯台の中の一般見学ができないそうです。
都井岬灯台は、大人200円、小人無料で有料見学が可能です。
営業時間は朝9時~16時30分くらいで年中無休ですが、天気が悪いときなどは臨時休業する場合もあるとか。
快晴と言う訳ではありませんでしたが、下記のような潮風漂う風景が待ってくれています。

天気が良ければ、種子島のロケット基地などもハッキリと見えるそうです。

御崎馬

この都井岬にには、岬馬とも呼ばれる日本古来の馬「御崎馬」(みさきうま)が生息しており「岬馬およびその繁殖地」として国の天然記念物となっています。

日本には在来馬として、北海道和種、木曽馬、御崎馬、対州馬、トカラ馬、宮古馬、与那国馬の7種が現存していますが、そのうちのひとつとなります。

訪れるまでは、牧場にように管理下にて飼育しているのかなと思っていたのですが、ぜんぜん違いました。
御崎馬を保護・管理するため、牧場組合はありますが、サラブレットのように馬を育てて競走馬にすると言う目的などではないのです。
そのため、馬が寝泊まりする「厩舎」は存在しません。
人の手によるエサも与えられません。

約100頭の御崎馬は、都井岬の大自然の中で暮らしています。
母馬の出産時に人間が立ち会って手伝いすることはありません。
御崎馬は生まれると母親と一緒に育ち、自然の中の牧草を食べ、夜には森のなかで寝ます。
死ぬときも自然の中で死に、亡骸でさえ回収しませんので、そのまま骨となって帰ります。
もちろん、毎年、新しい命が誕生しますので、その自然のサイクルの中で、御崎馬は未来へと繋がっていきます。

岬の入口には、馬が外に出られないようにゲートはありますので、そのような意味では管理下にあります。
しかし、御崎馬は生まれると、日向灘に面した温暖な都井岬の自然の中で一生を過ごすため、人の手はほとんど加えられていない状態となっているのです。

もともと、ここに馬たちがいるのは、下記のようなわけがあります。

戦国時代に高鍋城に移されて、関ヶ原の戦いもうまく乗り切った秋月家は、江戸時代の1697年に、日向の駒を集めて軍馬育成を本格的に開始しました。
このとき、高鍋藩主の秋月種政が7つの藩営牧場を開設したそうですが、そのうちのひとつが都井岬の御崎牧場と言うことになります。
福島(串間市)の代官が監督したと言います。
当時から、繁殖も自然にまかさた、人の手を加えない飼育方法だったようですが、都井岬だけは放牧が続けられました。

都井岬のあちこちに馬がいます。
ハーレムで行動するそうです。

野生動物の多くは、人間を見つけると、逃げていきますが、御崎馬は人間への警戒心がありません。
道路脇にも普通に居ましたが、警戒心がないと言うよりは、人間に興味を持ってないと言うのが正解だと思います。
とてもおとなしいので、写真もゆっくりと撮影することができます。

下記のように動画を撮影していても、気にすること無く、マイペースで道路を歩いていました。

体高は100cm~120cm程度の野生色ポニーと言う感じです。
夏には子馬も多数見られると言います。

ただし、野生の馬ですので、おとなしそうだから、近づいたりするのはNGです。
時にはキケンな目にあうこともあります。
当たり前ですが、観光客が不用意に食べ物を与えたり、無責任に馬と接しないようマナーを守りましょう。
なお、馬だけでなく、野生のサルもいます。

都井岬の最先端と申しましても、だいぶ下の方へと道路を下っていくのですが、御崎神社(みさきじんじゃ)があります。

御崎神社のあたりは、およそ3000本のソテツ(蘇鉄)の群生地にもなっています。

時間がなかったので散策はしませんでしたが、森のなかではゴソゴソとお猿さんも行動していました。

都井岬への交通アクセスですが、宮崎空港より国道220号~県道448号を経由して約2時間となります。
串間駅からは、県道448号にて約25分の距離です。

駒止めの柵のところに、料金徴収所があり協力金としてクルマ1台400円、バイク1台100円の支払いが必要です。

都井岬ビジターセンターもあります。
見学料は大人300円・小中学生200円で、開館時間は朝9時~17時の月曜休館(月曜が祝日の場合は火曜休日)です。

都井岬は道路もアップダウンがありますので、それぞれの移動はクルマでないと厳しいです。
道路は車優先ではなく「馬優先」ですので、カーブの先などにはご注意を。



日本では忘れられつつある「自然の美」がまだ残されており、心もはればれとします。
日南海岸まで行くなら、鵜戸神宮や都井岬まで足を伸ばすのも、大変おすすめです。

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広島電鉄750形769号が宮崎の串間駅に
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髙田

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  1. 2018年 2月 16日

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