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不要不急の外出を控えましょうと、新型ウイルス(感染症)、インフルエンザ、台風、大雪などの際に奨励されることがありますが、その不要不急とは、実際どのような場面や状況を差すのか?、調べてみました。
不要であり不急である事・・・。
現実的には、様々なケース、個人別の環境・家族構成・状況によっても異なりますので「基準」や「指針」を設けるのは困難と考えられます。
よって、個別に、自分自身にて「不要不急」なのか?、判断して実行していく必要があります。
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まず、不要不急(ふようふきゅう)と言う言葉の意味を辞書で調べてみますと、下記の通りです。
大したことではないこと。
重要でもなく、急ぐ必要もないという意味から。
また、日本政府や東京都などが発表する「不要不急の外出を避ける」と言う狙いは、下記の通りになります。
万が一、自分が病気などに罹患(りかん)している場合、他の人に感染させないため (被害を与えないため)
病気などに罹患している人との接触機会を極力減らすため (被害を受けないため)
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特に2020年に問題となっております、新型コロナウイルス(武漢ウイルス)の場合、現時点で確立された治療法・治療薬・予防接種がないと言う事もありますが、一番の問題は、未知のウイルスの為、抗体を持たない人が大半だと言う事です。
要するに、ウイルスに対しての抵抗力は、免疫だけでして、もともと抗体を持っている人がいないため、誰もが感染しやすいのです。
そのため、感染力が強いのは当たり前とも言えますが、感染していても発症しない人もいるため、感染させない、感染しないと言う対策が必要となります。
この感染しない・感染させないと言う努力を怠ると、一気に、感染が広がる可能性があります。
ただし、新型ウイルスの場合、高齢者や持病がある方は重症化する場合がありますが、大半は軽症の場合が多いため、そんなに脅威ではありません。
肺炎で亡くなる高齢者は、もともと、カゼやインフルエンザでも多く、日本で毎年3000人が死亡しているインフルエンザ、アメリカでも毎年1万人以上が亡くなっているインフルエンザのほうが、よっぽど深刻ですので、新型ではなく、インフルエンザに注意したほうが良いくらいです。
いずれにせよ、感染を消息させるために、有効なのは「不要不急な外出はしない」と言う事になります。
これらの要因から目安を考えてみますと、下記の通りになります。
買い物
食料品・医薬品など、毎日の生活で欠かせない物を買いに行くために外出するのは、不要不急にはならないと考えられます。
ただし、日用品・衣料品など、足りている物、今すぐに必要でない物であれば、今すぐに購入するのではなく、購入する時期を先延ばししても良いですねと言う事になるかと存じます。
もちろん、足りなければ、それはすぐに外出して購入するのは、やむを得ないと言う事になるでしょう。
毎日買い物に行くのではなく、1度にたくさん買い物して、買い物の回数を減らすと言うのも、感染予防にはもちろん良い方法です。
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その買い物も、わざわざ遠いところに、バスや電車に乗って買いに行く必要があるのか?
近所で賄えるものであれば近所にて手に入れて、長い時間の外出にならないようにするのも効果的でしょう。
電車に乗ってわざわざ遠いモールなどまで行くと言う行為は、不要になるかと推測されます。
また、近所のスーパーでも、比較的すいている時間を狙って、買い物に行くのも良いことだと存じます。
このように、不要不急の外出を避けると言う事は、今すぐに絶対必要な用事でなければ、遠慮・自粛すると言うのが正しい可能性があります。
旅行
出張の場合、仕事ですので、どうしても必要ですから、不要とはなりません。
ただし、旅行の場合、今、行く必要があるのか?と言うところになります。
来月・再来月に行っても問題ない旅行内容でしたら、不要不急にあたります。
卒業旅行も、必ず行く必要性はありませんので、不要にあたります。
ただし、宿泊先が別荘・貸別荘などであったり、行程が新幹線・バス・航空機ではなく、自分が運転して移動する自家用車であるなど、現地や移動中に、接触する人数が限られる場合には、支障が少ない可能性があります。
このように、様々なケースがあるため、一概に、旅行のすべてが不要不急にはあたらないと存じます。
ただし、先日、千葉の70代女性の例でもあったように、39℃近い熱があるのに、2泊3日の観光ツアーに、マスクもせずに参加したなんてことは、絶対に慎みたいところです。
ツアーなど直前で予約をキャンセルすると、多額の取消料が掛かりますので、もったいないと旅行に行きたくなるお気持ちはよくわかるのですが、勇気をもって自粛することを心掛けたいです。
ひとりの誤った行い・不注意にて、たくさんの人が仕事に行けなくなったり実害が発生すれば、経済はたちまち立ち行かなくなり、将来、仕事を失う事にもなりかねません。
イベント・集まり
習い事の教室なども、今、絶対に参加した方が良いのか?と言う部分が、不要不急にあたるかと存じます。
カルチャーセンター、ラジオ体操、展覧会、イベント、コンサート、学習塾、合唱団の集まり、歓送迎会、懇親会、卒業記念パーティー、発表会、結婚式など、集まる内容も様々ですが、主催者が開催すると言う事でも、自己判断して「行かない」と言う決断も必要です。
判断する材料としては、目的地までの移動、そして現地で「濃厚接触」の可能性があるか?と言う事ですね。
席が隣り通しで、建物の中に長時間滞在したり、おしゃべりする場合は濃厚接触になりうると存じます。
もちろん、主催者側にて、制限・中止するなど、対応となる場合がありますので、参加予定の行事が予定通り行われるのか?、チェックしてから出かけると良いです。
飲み会なども春には送迎会・歓迎会があったり、社内での飲み会などの集まりがあるケースもあるでしょう。
これも、一概に自粛するべきだとの判断は難しいですが、リモート(テレビ会議式)にて、各自宅から参加してもらうと言う方法も、代案として取れるのではと存じます。
参加者全員にとって、最適な方法が取れると良いのでは存じます。
もちろん、自分自身が発熱など体調に不安があるときは、参加を自粛しましょう。
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その他事例ですが、不要不急に当たるのか?「可能性」の話として、例を挙げみます。
例えば、病院に通院する場合や、もう薬が無いので、病院や薬局・ドラックストアに行くと言う場合には、不要不急に当たりません。
しかし、今、行く必要がない事案で、少し先に延ばしても大丈夫なときには、現時点では不要不急ですねと言う事になります。
仕事に行くのは当然、問題ありませんので、新幹線で出張する、出張でホテルに泊まると言うのは支障ないです。
ただし、出張先で飲みに行く、バーやキャバレーなどに行くのは不要にあたりますので、自粛したいところです。
床屋・美容院に行くと言うのも、今、必要なければ不要不急ですが、もう、髪の毛が伸びすぎて限界と言う場合には、不要不急に当たらないと考えられます。
友人と飲みに行く・花見の宴会、カラオケに行く、遊園地や映画を見に行くなどは、どうしても必要と言う事ではないですから、それは不急ですので、先に(来年など)に延ばしても大丈夫ですよねと言う事になる可能性があります。
友人に会うと言うのも、電話などで済ませばよいので、完全に不要不急です。
夜間にクラブやバーなどにて長時間滞在するのもキケンです。
パチンコ屋で長時間過ごすのは、100%不要不急となりますので、慎みたいところです。
あくまでも可能性ですが、いくら手を消毒しても、タバコの煙にウイルスがくっついて、肺に入ってくる可能性もあります。
パチンコ業界は、警察関係の天下り先でもあり、自民党への政治献金なども毎年多額なので、こんなときでも、執筆時点(2020年2月21日)では、パチンコダメとはほとんど報道もされません。
目先の利益にとらわれず、率先して臨時閉店し、感染者を増やさないお手本となって頂くと、株も上がるというところではないでしょうか?
犬の散歩に行く、運動の為に散歩すると言うのは、必要な範囲であれば大丈夫な可能性が高いですが、濃厚接触の機会を防ぐと言う意味で、散歩途中に喫茶店に寄るなどの行為は不要にあたると言う事です。
このように、必要以上に行動しないと言うのが、不要不急と言えるのではないでしょうか?
繰り返しますが、不要不急の外出をしないと言うのは、自分が感染しているけど無症状で気が付いていない人が圧倒的に多いため、知らない間に他の人に感染させてしまうからです。
外出した場合、不特定多数の人が触れるボタン、エレベーターのボタン、販売機のボタン、コピー機のボタン、ドアのノブなど、触れた後は、早めに手洗いを実施した方がよいでしょう。
不要不急の外出が自粛と言う場合には、上記のような対応で大丈夫な可能性が高いですが、これが「外出禁止」など、もう1段階高い警戒レベルとなった場合には、その内容を優先して従う必要性があります。
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新型ウイルスに関しては、政府や保健所・検疫・医療機関が、できる最大の対応を行ったとしても、感染拡大を防ぐのは無理な話です。
2020年の状況としては、日本の場合、感染経路が不明な感染者もいますが、よく抑えている方だと存じます。
そもそも、新型ウイルスよりも、インフルのほうがよっぽど怖いのですが、皆様が手洗いなど実践されているお掛けで、2020年に関しては、拡大の予想に反して、インフルエンザの患者も例年の20%以下と、すごく少ないです。
参考例 神奈川県のインフルエンザ流行 (例年の20%程度と低い)
ただし、新型ウイルスに関しては、高温多湿のシンガポールなどでも感染していますので、4月以降、気温が上がる日本でも引き続き感染が発生する可能性はあります。
前述したとおり、抗体がないのが大きいのですが、最近では、夏でも日本でインフルが流行ったりしていますしね。
そのため、不要不急の外出をする人が多ければ、感染拡大に至る可能性があります。
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自分は大丈夫だと自己判断して不要なのに外出し、それでもし、感染者が増えれば、もっと景気は悪くなりますので、今は大丈夫でも、将来、給料が減ったり、仕事を失うと言う事にもなりかねません。
仕事を失わなくても、税金が増えたり、物が手に入らなくなったり、巡り巡って自分にも降りかかって参ります。
感染者をこれ以上出さないと言う事に、一丸となって協力する必要性があります。
行政などが発信する情報に注意して、不要不急の外出をしないよう、ひとりひとりが気を付けて行く必要性があるのは、言うまでもありません。
よって、外出自粛要請や、緊急事態宣言などが出された場合には、優先事項ですので、極力、外出はしないように心がけたいところです。
2020年2月21日 執筆
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