奈良井宿とは
奈良井宿(ならいじゅく)は、長野県塩尻市奈良井にある旧中山道の宿場町。
重要伝統的建造物群保存地区として、ノスタルジックな街並みが保存されている観光地となっている。
標高は約900m、松本・塩尻方面と木曾の間にある、難所の鳥居峠(標高1197m)を越える北側に位置するのが奈良井宿となる。
約1kmの街並みは日本最長の宿場。
平安時代後期には、源義仲(木曽義仲)も奈良井から鳥居峠を越えて木曾に逃れた。
戦国時代には、武田信玄の軍勢と木曽義康・木曾義昌とで、何度も鳥居峠の戦いとなっている。
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そんな鳥居峠を控えた宿場が奈良井だったため、旅人は必ず奈良井宿に宿泊して体を休めたようだ。
そのため、江戸時代の奈良井宿は、妻籠宿と並び木曾路・木曽十一宿の中では最も賑わった宿場町とされ、宿屋は千軒を数えたとも言う。(奈良井千軒)
現在、奈良井宿から鳥居峠の阪大側に当たる藪原宿まで歩くと8km、徒歩約3時間半の道程となる。
2011年、NHK朝の連続テレビ小説「おひさま」の舞台にもなった。
美しい日本の歴史的風土百選にも選出されるなど、タイムスリップしたような情緒ある町並みになっている奈良井宿には、古民家カフェやレトロな雑貨店など売店も多く、町歩き観光スポットになっている。
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観光所要時間は30分~60分といったところ。
駐車場マップ
地図右上の□を押すと拡大
駐車場は道の駅が無料利用できるが、台数が少ないので混雑していたら素直に有料Pに止めよう。
奈良井宿に宿泊
奈良井宿に宿泊されるのであれば、文政元年(1818年)創業と言う築200年の下記のお宿がお勧め。
・妻籠宿のみどころ解説 素朴な江戸時代にタイムスリップ
・馬籠宿のみどころ解説 ノスタルジーな江戸時代を歩く
蒸気機関車 C12 199号機「奈良井宿」にて静態展示~珍しいデフ板つきC12
・当方のオリジナル観光地図
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