虫喰岩とは
和歌山県東牟婁郡古座川町池野山に「虫喰岩」と言う奇岩があります。
正式名称は高池の虫喰岩(たかいけのむしくいいわ)と言い、国の天然記念物に指定されています。
また、日本の地質百選『古座川弧状岩脈』の主要景観のひとつです。
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写真でご覧の通り、蜂の巣状の模様と申しましょうか、虫が食った穴のような雰囲気の岩肌になっています。
露出している岩肌は高さが約10mほどで、幅は30mくらいあるでしょうか?
伝承としては、魔物が、大好きな岩を食べて行ったあとと伝わります。
1500万年~1400万年前にマグマが噴出した流紋岩質火砕岩が風化して、虫喰い状のタフォニを形成したものです。
風化の原因は、ガスが抜けたともされますが、表面から水が蒸発する過程にて、石膏などの微結晶が成長し、岩盤表面が剥がれ落ちて形成されたと考えられています。
穴の大きさは大小さまざまですが、直径10cm程度、深さは4cm~5cmの穴が多いそうです。
なお、虫食岩と同じタフォニを形成した牡丹岩が西方面にあり、海に面している浦神の虫喰岩などこの付近には同じような穴が開いているところが複数あるようです。
また、この火山活動が続いた部分が、別の有名観光スポットである橋杭岩でもあります。
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虫喰岩のすぐ目の前に、2014年、道の駅・虫喰岩(みちのえき-むしくいいわ)が完成し、無料駐車場もありますので、大変見学しやすいところで、階段などもありませんので、高齢者でもクルマで訪れるだけで、すぐ見学可能です。
観光所要時間は5分程度となり、見学は24時間可能です。
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