能登金剛(のとこんごう)は石川県の能登半島・西側にある日本海に面した海岸の景勝地です。
ただ、その景勝地が約30kmに渡って、長く続いているため、1箇所だけが能登金剛と言うことではなく、その全体で能登金剛と言う集合状態での名称となっています。
そのため、能登金剛の観光スポット・場所も、それぞれ分かれていて、分かりにくいのが実情です。
よって、このページでは、初めて能登金剛を観光される方でも、失敗しない方法として能登金剛の攻略法を明記してみたいと存じます。
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一番の見どころからご紹介いたします。
巌門
巌門は「がんもん」と読みます。
能登金剛を代表するスポットで、日本海の荒波が生んだ岩盤が海に突き出ている感じになっています。
特に「洞門」と呼ばれる海水の浸食による穴がありますが、高さ15m、幅6m、奥行は60mもあるメインの見どころとなっています。
巌門洞窟は、源義経が奥州へ逃れる際に、主従で隠れた場所とも伝わります。(義経の舟隠しは、もっと北のヤセの断崖手前にもあります。)
しかし、崖の上から海をのぞいても、見えないんです。
よって「能登金剛遊覧船」に乗船しなくてはいけません。
船に乗ると、穴ギリギリまで、接近して、バックで戻ってきます。
小生が訪問したときには、あいにくの雨天で、時間も足りなかったため、実は遊覧船の乗船を断念したのですが、必ずまた、行きたいと願っております。
※と言う事で、再訪した際の写真は、晴れの日の写真です。
能登金剛遊覧船
能登金剛遊覧船は3コースあります。
(1)能登金剛センターさん下船乗り場
(2)旅の駅『巌門』下船乗り場
(3)福浦港発着コース(団体専用)
上記のうち、個人や小グループで乗船可能なのは、(1)能登金剛センターさん下船乗り場、(2)旅の駅『巌門』下船乗り場の2コースです。
なお、どの遊覧船でも、巌門洞窟、鷹の巣岩、日本最古の木造灯台、千畳敷岩、碁盤島、猪鼻岬と、巌門近くの見どころをすべて、周遊してくれます。
乗船料も全部のコースで同額ですので、どこから乗船しても大丈夫です。
ただし、チケットは船乗り場ではなく、崖の上にある案内所でご購入願います。(お客さんが少ない時期には、崖下の船に乗る際に現金で支払いになるケースがあります。)
運航期間は3月中旬~11月中旬で、冬季は運休しています。(冬は海が荒れることが多い)
運行時間は朝8時~16時頃までです。
波が高いと船は出ず欠航となりますので、ご注意を。
乗船している所要時間は約20分となり、ある程度の人数が集まったら順次出航するようです。
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このような海岸の造形美は、海側から見るのが一番ですしね。
なお、夕方ですと、太陽の当たる方角となりますので、午前中よりは、写真も明るく写ります。
旅の駅「巌門」の無料駐車場は約100台で、テイクアウトコーナーとお土産物店、そして、遊覧船のチケット売り場があります。
下記は旅の駅「巌門」の崖下にある乗り場です。
昼食・お土産物店としては能登金剛センターがあり、無料駐車場も100台完備されています。
この能登金剛センターも遊覧船のチケット売り場があります。
下記は能登金剛センターの乗り場です。
ただ、いずれの観光施設も、崖の上にあります。
そのため、遊覧船の乗り場になる海面まで、崖にある階段を下がっていく必要があります。
徒歩3分ほどですが、帰りは登り階段になるのが難点です。
舟に乗らず崖の上から見学する場合には、特にお金はかかりません。
能登金剛センター付近の駐車場に止めるか、旅の駅「巌門」の駐車場に止めて観光・散策すると良いでしょう。
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ここからは、巌門以外の能登金剛の見どころを、場所別にご紹介いたします。
そもそも、松本清張の小説を原作とした映画『ゼロの焦点』の舞台としても、能登金剛は知られています。
能登金剛、約30kmにわたって、散らばっている各観光スポットの場所、特に駐車場の場所は、当方のオリジナル地図にてポイントしてあります。
スマホで見れば、カーナビ代わりにも地図を使えますので、よろしければ、ご活用賜りますと幸いです。
機具岩
機具岩(はたごいわ)は、伊勢の二見岩によく似ている岩で、能登二見とも呼ばれます。
別名は夫婦岩です。
美しい二つの岩が太い注連縄で結ばれた神聖な佇まいは一見の価値があります。
角度からして、夕日り時間も良いと存じます。
また、夏季などにはライトアップも行われるようです。
ただし、国道249号から旧道にそれないと機具岩は見れません。
ヤセの断崖
ヤセの断崖(だんがい)は、海に突き出た岩場は55mある、迫力満点の断崖絶壁です。
転落防止の柵などが設けられ、2008年4月から一般公開されました。
なんでも、崖下を覗くと、身がやせる思いがする事などから「ヤセ」の名がついたと言われています。
崖上に沿って遊歩道があり、南側にある「義経の舟隠し」に行くこともできるようです。
道路沿いに無料の駐車場がありますが、売店などのたぐいは、ひとつもありません。
また、遊覧船なども無いため、崖の上からの見学のみとなります。
道路から断崖上までは徒歩3分といったところです。
関野鼻
関野鼻(せきのはな)は、に溶けやすい石灰岩が波に浸食されたカルスト地形になっています。
龍の鼻に似ているとの事で、関野鼻と言うらしいです。
2007年の能登地震で被害を受けており、がけ崩れにより、関野鼻パークハウスも閉鎖されました。
その後、30分程度で周れる遊歩道の一部は復旧していて、降り口に駐車場がありますが、私有地のため500円の有料駐車場となっています。
再訪させて頂いたときには、晴れていました。
今回は、ヤセの断崖から撮影するにとどめています。
以上、能登金剛の見逃せない観光スポットを掲載致しましたが、食事がとれる場所は、能登金剛センターがメインとなります。
また、能登は、輪島を越えてもっと北の奥能登に行きますと、白米千枚田、垂水の滝、奥能登塩田村、ゴジラ岩、空中展望台スカイバード、見附島と、まだまだ見どころがありますので、時間が許せば足を延ばしてみると良いです。
レンタカーやクルマが便利ですが、運転が困難な場合には、下記の定期観光バスもお勧めです。
北陸鉄道の定期観光バス(事前予約制)
巌門による定期観光バスは「あさいち号」と「ななお号」になります。
2024年1月1日の能登半島地震にて、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。
また、被災者の救済と被災地の復興支援のためにご尽力されている方々に深く敬意を表します。
能登の皆様の安全と、一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
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