潮岬(しおのみさき)は、和歌山県東牟婁郡串本町にある太平洋に面した岬で、日本列島の本州では最南端の場所となります。
台風が日本の南を通過する際には、よく潮岬から何キロなんて表現としても使われます。
海岸部は高さ40mの断崖になっています。
潮岬は、もともと島だったそうです。
しかし、西と東と海流もぶつかり合うような場所でもあることから、砂礫が沿岸流によって運搬・堆積されて陸続きになりました。
関東で言えば、神奈川県の江ノ島が陸続きになった状態を想像すると分かりやすいでしょうか?
この潮岬に立って、真南のかなたには、オーストラリアがあると言う事です。
地球は丸いので、当然、見えませんが・・・。
それにしても、海運の要所でもあることから、沖合では大中の船舶がたくさん航行しているのが見えます。
「望楼の芝」と言う広い芝生エリアになっていますので、ピクニックも良いでしょうし、犬の散歩にも最適だと存じます。
本州最南端・潮風の休憩所も2014年に新しくオープンしました。
駐車場にある潮岬観光タワー(しおのみさきかんこうたわー)は、展望台の高さが海抜100mとなっており、360度が見渡せるそうです。
エレベーターで登れますが有料観光施設となり、本州最南端訪問証明書を発行してもらえます。
また、お土産物店や、マグロを食べることができるレストランもあります。
潮岬は、新日本旅行地100選、日本の夕陽百選にも選ばれており、1月の最後の土曜日には「本州最南端の火祭り」も開催されるとの事です。
これだけ視界が良いところですと、写真では十分に雰囲気が伝わりにくいため、4K動画でも撮影してみましたので、よければご覧頂けますと幸いです。
なお、潮岬灯台も見学する場合には、ここからですと少し離れていますので、車で移動した方が良いです。
灯台の入口に有料駐車場が別途あります。
下記写真は、潮岬灯台を西側から撮影したものです。
色々と、北海道の稚内・最北端ですとか、根室の最東端・納沙布岬、与那国島の日本最南端など訪れたことがありますが、何歳になっても、端っこというのは良いもんだなんて、旅情に慕ってしまいました。
結構、広いので観光使用時間は20分~40分くらい必要です。
橋杭岩とセットで観光どうぞ。
・橋杭岩 弘法大師伝説を生んだ大小40の奇岩群
・樫野埼灯台 トルコ軍艦遭難慰霊碑 日本とトルコ友好の証
・熊野三山めぐり 熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社
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