日御碕(ひのみさき)は、島根半島の島根県出雲市大社町日御碕にある岬で日本海に面しており大山隠岐国立公園となっています。
古来より出雲は「日が沈む聖地」であり、夕日の名所として、日本遺産にも認定されているほか「日本の自然百選」にも選ばれています。
地形的には、火山質の山が地震で沈降し、波によって浸食さりたあと、隆起しておりが、これらは23万年前から12万年前の活動のようです。
そして、周辺には、およそ1600万年前に流出した溶岩の冷却収縮によってできている柱状節理(ちゅうじょうせつり)や、洞穴があります。
これら、断崖絶壁が連なる、ダイナミックで美しい景勝地となっており、遊歩道も整備されています。
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また、見学は叶いませんが、海底には、人工的に彫られた階段・参道・祭祀の跡もあるそうですので、歴史も深いところです。
今回は、日御碕神社を参拝したあと、クルマで移動して、日御碕の駐車場に止めました。
そして「小松平展望台」 ・ 「日御碕灯台」 ・ 「夕日の展望デッキ」 ・ 「島見台・展望台」を訪れて、駐車場に戻るルートで、散策してみました。
海沿いに整備されているのが日御碕遊歩道で、上記のコースで、所要時間は30分~40分ほどでした。
出雲日御碕灯台がある場所は、海抜63mほどで、明治36年(1903年)に設置され、国の登録有形文化財にも登録されています。
出雲日御碕灯台(いずもひのみさきとうだい)は、高さが43.65mと日本一高い灯台になります。
石積みの灯台としては東洋一の高さで「世界の歴史的灯台100選」にも選定されています。
灯台の展望台には、参観料200円にて、163段のらせん階段を登って、展望台に行くことも可能です。
日本海に夕日が沈む夕暮れ時も、良いムードな事から、日本ロマンチスト協会により「恋する灯台」にも認定されました。
11月~12月の週末などには、ライトアップも行われるようです。
経島の「経島ウミネコ繁殖地」は国の天然記念物に指定されています。
経島(ふみしま)は、出雲風土記にも登場する伝説の孤島で、もともと、日御碕神社の日沉宮が、祀られていました。
神域となっているため、一般人が島に渡ることは禁止されています。
ウミネコは、毎年11月上旬に北から渡ってきて、3月下旬頃から営巣を開始し、4月頃に産卵します。
6月まで子育てをすると、7月頃には、また、北海道など、北の海に飛んで行きます。
日御碕神社がある浜(日御碕漁港)から、昔は出雲日御碕海岸グラスボートが出ていましたが、2015年に廃業となっています。
駐車場の脇には、飲食店・土産物店の商店街があり、「みさき丼」など海鮮丼ランチ(昼食)を取ることも可能です。
イカなどの海鮮焼き、サザエの壺焼きも食べ歩き可能です。
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あと、宇龍や、日御碕神社にも、日御碕の駐車場から歩いて行く場合には、帰り道が、高低差70mほどの「登り坂」となり、大変です。
日御碕の土産物店の一部では、電動自転車のレンタサイクルもありますので、一考です。
電動貸自転車で、日御碕神社を往復すれば、最短1時間ほどで、日御碕と日御碕神社の両方が見学可能です。
週末など混雑時にオススメな方法として、日御碕と日御碕神社を両方訪れたい場合、クルマの時には、まず先に日御碕神社へ行くことをお勧め申し上げます。
駐車できたら、先に日御碕神社の見学・参拝してから、日御碕灯台の大きな駐車場に移動して、日御碕の散策をすると時間効率が良いと言えます。
日御碕神社の駐車場が満車のときには、灯台の大きな駐車場に止めて、貸自転車(電動自転車)を借りて、神社へ往復するのも一考です。
灯台の駐車場から日御碕神社へは、海岸の遊歩道にて約650m、片道徒歩10分くらいですが、神社からの帰り道は登り坂となります。
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日御碕灯台への交通アクセス・行き方ですが、出雲大社連絡所バスターミナルから、一畑バス「日御碕線(ひのみさきせん)」(日御碕・宇竜方面)に乗車して所要20分、終点・日御碕バス停にて下車です。
バスの本数は1日8本くらいです。
山陰道出雲ICからですと、車で海沿いを走る事、約40分で、無料駐車場は200台ほど完備されています。
もし、夕日狙いでしたら、駐車場の横にある温泉旅館「【広告】出雲ひのみさき温泉 出雲ひのみさきの宿ふじ」に宿泊すると、ラクに見学できるでしょう。
全客室に展望風呂がありますので、ゆっくり、温泉も堪能できます。
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