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下総・香取神宮とは
香取神宮(かとり-じんぐう)は千葉県香取市香取にある神社で、日本全国にある約400社の香取神社の総本社、下総での一宮となります。
創建に関しては、社伝では、初代神武天皇18年の創建と伝わります。
諸説ありますが、時期的にはと弥生時代の初期、紀元前640年頃と推定されます。
経津主の子である苗益命(なえますのみこと・天苗加命)が、香取連(かとりのむらじ・香取氏)の始祖で、その子孫の豊佐登が「香取連」と称して香取神宮を建立したと考えられます。
このように、日本全国でも有数のとても古い時代からの神社で、香取神宮の主祭神は経津主大神(ふつぬしのおおかみ)です。
経津主神は日本書紀にも登場する神で、利根川を挟んで相対する鹿島神宮の武甕槌神と共に、平定に功があった軍神と言えます。
そのため、朝廷からも蝦夷(東北・北海道)に対する平定神として崇めら、香取や鹿島はヤマト政権による蝦夷進出の拠点にもなったようです。
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日本古代の中央政権にて、祭祀をつかさどった貴族は、大中臣氏(おおなかとみうじ)(中臣氏)であり、のち大中臣清暢が香取連五百島の養子となって、香取大宮司を努めました。
中臣鎌足が藤原姓も賜っており、藤原氏からは氏神としても崇敬されました。
また、朝廷からは明治以前まで『神宮』の御称号が与えられていますが、これは伊勢神宮・香取神宮・鹿島神宮のみであり、毎年、勅使として香取使(かとりづかい)が訪れていました。
現在は6年毎に勅使の参向が行われます。
一般から信仰は家内安全、産業(農業・商工業)指導の神、海上守護、心願成就、縁結、安産の神となります。
なお、経津主大神の武徳として平和・外交の祖神とあり、勝運、交通 安全、災難除けの神としても有名です。
国宝にしていされてる海獣葡萄鏡(かいじゅうぶどうきょう)は中国・唐の時代の鏡(かがみ)で、正倉院御物と四国大山祇神社の神鏡とを合わせて『日本三銘鏡』と称されます。
天皇が毎年「遥拝」する神社
四方拝(しほうはい)と言い、毎年元旦(1月1日)の早朝、天皇陛下が御所(宮中)から神祇を拝する儀式があります。
まず最初には、伊勢神宮の皇大神宮(内宮)・豊受大神宮(外宮)の両宮に向かって拝礼します。
そのあと、伊勢神宮、天神地祇、神武天皇陵・先帝三代の各山陵に拝礼します。
このように、重要な各地の神社向かって拝むのですが、他には[1]、武蔵国一宮の氷川神社、山城国一宮り賀茂別雷神社と賀茂御祖神社、石清水八幡宮、熱田神宮、常陸国一宮の鹿島神宮があります。
そして、下総国一宮であるこの「香取神宮」も、その四方拝に含まれるという由緒正しき神社になっています。
1590年、徳川家康が江戸城に入ると、香取神宮は1000石を与えられています。
奥宮(おくのみや)は、経津主神の荒御魂(あらみたま)を祀っています。
楼門より旧参道を西へ100m程行ったところに鎮座する社です。
みどころとしては、あと要石(かなめいし)があります。
要石と言うのは、地面に現れているのは石の一部で、地中には大きな岩が埋まっているとされる霊石です。
水戸黄門として知られる、徳川光圀が江戸時代の1684年に参拝した際に、石を掘り出そうとしましたが、岩の根元に届かなかったと言います。
地震を起こす大きなナマズをこの石で押さえていると言いますが、鹿島神宮の要石と一緒に頭と尾を抑えていると言われています。
香取神宮の初詣情報
さて、実際に香取神宮へ初詣に行ってまいりましたので、混雑状況などを記載してみます。
まず香取神宮への交通アクセスですが、JR東日本・成田線の香取駅からの場合、津宮参道を歩いて約30分の距離となります。
ただし、1月1日から1月3日までは、香取駅から無料シャトルバスが運行されますが、香取神宮でのバス停は、第3駐車場の東側道路沿いとなり、ちょっと歩きます。
なお、三箇日は周辺道路が非常に渋滞します。
と申しますのは、駐車場が満車となり、道路にも駐車場に入るクルマの列ができて、渋滞するからです。
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私が参拝させて頂きました、1月2日の事例となりますが、まず東関道の佐原香取ICの出口、料金所を朝11時過ぎに抜けると、渋滞が始まりました。
そして、インター入口の信号を通過するまで、約30分かかりました。
第1駐車場(100台)への方向(県道55号)へは、1回の青信号で2~5台くらいか進めないほどの大渋滞でしたので諦めて、第3駐車場を目指しています。
その第3Pも当然満車でして、駐車場に入るのに約20分要しています。
ただし、警備員さんが誘導してくれますので、その点は安心です。
なお、付近には私設の臨時有料駐車場が、あちこちできていました。
1回1000円と表示がありましたが、それでも「満車」表示が目立ちます。
ちなみに香取神宮の駐車場は無料です。
なお、これだけ駐車場が混雑している要因は、ひとえに、拝殿までお参りするのに時間がかかるためです。
簡単に申し上げますと、拝殿のお参りするスペースが比較的狭い(横に長くない)ので、長蛇の列ができていて、結果的にお参りするのに非常に時間を要するためです。
表参道の途中からずっと列ができており、長い階段がある「総門」の手前で、階段での事故防止のため一回、入場規制となります。
その総門まで並ぶのに約60分費やしました。
ようやく総門を抜けたあとも、拝殿までの間、ずらっと長蛇の列になっており、総門からお参りするまで約50分かかりました。
下記は国の重要文化財にも指定されている1700年に建築された楼門です。
要するに、駐車場に入るのに50分、そのあとお参りするのに1時間50分かかって、ようやく参拝できました。
寒い冬ですので、カゼをひく原因にもなりますし、小さなお子様連れのご家族は厳しいと存じます。
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お賽銭を入れる場所は、臨時でもう少し広げられそうです。
明治神宮のように広~く拡大して、2倍に増やせば、単純に申し上げて、参拝する時間も半分になります。
そうなれば、駐車場も回転率が上がり、周辺道路の渋滞もいくぶんかは緩和されるのではと存じます。
商売っ気ある話を申し上げては、神様に失礼だとは存じますが、混雑するとなると、次回お参りには行けませんとなる可能性もある訳でして、混雑緩和策は必要だと存じます。
下記の地図ポイント地点は、香取神宮の第3駐車場入口です。
右折入場はできませんので、インター側から進行して、クルマの列が見えたら、道の左に寄せてクルマを並ばせましょう。
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