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今帰仁城の歴史と沖縄最大級の規模を誇る今帰仁城の必見ポイント【世界遺産】


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今帰仁城(なきじんぐすく/なきじんじょう)は標高約100mの山城で、最初の築城年代は不明です。

別名は、北山城(ほくざんじょう/ほくざんぐすく)とも呼ばれ、北山の国王・北山王の本拠地で、ユネスコの世界遺産(世界文化遺産)、国の史跡、日本100名城に指定されています。

外郭を含めると7郭あるなど沖縄県で最大級の城(グスク)であり、南北350m、東西800m、面積は37,000m2となっており、万里の長城のような長い城壁は全長1.5キロにわたります。

このページではそんな今帰仁城の歴史と、今帰仁城を普通の観光以上に楽しむ方法を記載したいと思います。


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まずは今帰仁城の歴史ですが、延祐年間(1314年~1320年)に英祖王統玉城王代の国政が乱れ、今帰仁按司と大里按司が離反して、今帰仁・浦添・大里(高嶺)となる北山・中山・南山と、琉球が3つの王によって統治される三山時代に入ります。
この時の中国の史料「明実録」によると琉球国山北王は、怕尼芝(はにじ)・珉(みん)・攀安知(はんあんち)の三王と交易したと見受けられます。

1416年に、佐敷按司から首里城主となった尚巴志が三山統一を目指し、巴志(はし)と中城城按司・護佐丸盛春らが北山の今帰仁城を攻撃しました。

この時、伝家の宝刀「千代金丸」(国宝)を所有していたと言う、今帰仁按司の攀安知(はんあんち、はねじ)は、城外から出て交戦したようですが、山北側の国頭按司、名護按司、羽地按司は、攻め手の巴志らに味方したようです。
数千の軍勢に対して、勇猛果敢な攀安知は、わずか17騎で対決したとも言われています。

また、家臣(臣下)で武勇のあった本部平原(もとぶていばら)に寝返りされ、これまでと悟った攀安知は、今帰仁城にて自害し滅亡しました。

北山は険阻で勇猛な者が多かったことから、尚巴志王は今帰仁城に、妃(妻)・伊波按司の妹との間に生まれていた、次男・尚忠を1422年に北山監守として送っています。

北山監守

この北山監守(ほくざんかんしゅ)と言う役職は、その名の通り、琉球の北側を統治・支配する官職となりますが、日本本土の江戸時代で申し上げますと大阪城代と言うとわかりやすいでしょうか?

初代・北山監守として今帰仁城に入った尚忠(しょう-ちゅう)は、1391年生まれで、前述の通り尚巴志王の次男となります。

1439年に父・尚巴志が死去すると、第2代琉球国王に即位したため、首里城に戻りました。

しばらく山北監守は、首里から大臣が交代で派遣されましたが、1526年頃には、各地の按司は首里に集居させられています。
しかし、今帰仁城は例外でして、弘治年間(1488年~1505年)の頃の北山監守は、琉球王国の第二尚氏王統・第3代・尚真王の三男となる今帰仁朝典(なきじん-ちょうてん)で、その後、北山監守と今帰仁間切は世襲されました。

その子孫は具志川間切の地頭家・向氏具志川御殿となります。

間切(まぎり)と言うのは、沖縄や奄美大島で見られますが、現在の市町村と同じ行政区分となります。

今帰仁城の石垣は「野面積み」と言う最も古い造り方ですが、地形に沿って築くなど、かなり巧みな設計です。

関ケ原の戦いのあと、1609年に、薩摩の島津家が琉球侵攻した際に、真っ先に攻めたのは今帰仁城でした。
この時、北山監守・今帰仁朝容(向克祉)(なきじん-ちょうよう)が討死?したとされます。
ただし、守備兵は逃げ出して、ほぼ無人の今帰仁城は占拠されて焼かれたともあり、その翌日に死亡したと言われています。
そのあと、今帰仁朝幸(向従憲)が就任したのを最後に、1665年、北山監守は廃止されました。

今帰仁城の楽しみ方

石垣の門「平郎門」(へいろうもん)もスゴイですね。

平郎門を抜けますと、階段が見えますが、その階段を登るところ付近の右手に、自然の険しい谷間をが見えます。
カーザフ(水のある谷)と呼ばれているところです。

なお、目の前にまっすぐ石階段(七五三の階段)が伸びております。
桜の枝が低くて歩きにくいのですが、普通の観光客は、そのまま、まっすぐ登って行きます。

しかし、この石段は戦後、アメリカ軍が登ると言うので、城跡を保護するために整備された階段でして、昔の登城道は石階段の右手側(上記写真の右)となります。
そのため、城好きの方や、本当の今帰仁城を堪能したい方は、是非、右の旧道から登ってみてください。

このように、誰も歩いていませんが、昔のままの登城路が堪能できます。
しかしも、遠回りになると言う事でもありません。

とても良い雰囲気の今帰仁城の旧道ですが、結構、足元では石がゴツゴツしていますので、スニーカー以上の靴でないと厳しいです。
石が敷かれて登りにくいのは、敵が攻めてきたときに、駆け上がることができないようにしたと考えられています。
ただし、トレッキングポールまでは不要です。

多少、ハブが怖いと言うのもありますが、門跡を抜けると、本郭(一の郭・主郭)に大庭(ウーミャー)に出ますが、石段の道とここで合流します。

主郭には火の神(ひぬかん)の祠もありますので、パワースポットです。

祠の右手前にある碑文「山北今帰仁城監守来歴碑記」(さんほくなきじんじょうかんしゅらいれきひき)は、江戸時代の1749年8月に今帰仁城内に建立されました。
代々北山監守をつとめた尚韶威・今帰仁王子朝典を祖とする向氏具志川御殿のご子孫が建てたそうです。

また、建物跡ですが、建物が想像できる遺構も残されています。

下記は大庭(ウーミャー)と言う祭祀の広場にある、御庭(ウナー)脇の拝所・御嶽(ウタキ)です。

なお、半分くらいの方は訪れないですが、火之神の祠の右手奥にある下記の門を抜けてください。

本郭の奥にある「志慶真門郭」(シジマジョウかく)と呼ばれるところへ降りていけます。

志慶真門郭には、側近の武士と家族が住んでいたようですが、それにしても、素晴らしい城壁です。

志慶真門郭からも海が見えますが、天気が悪くてすみません。

よければ、パノラマ写真もどうぞ。
各写真はパソコンでクリックすると拡大致します。

元きたた道を戻ります。

あと、本郭の北側が展望も良いので行っておきましょう。

下記のように、先ほど寄った志慶真門郭も望めます。

なかなか、面白い構造で、とても楽しめる今帰仁城です。

今帰仁城への行き方・アクセスですが、那覇空港から高速を使って車で約1時間40分の距離です。
他の琉球の城と違って、ちょっと、山の中にあると言う印象です。

下記の地図ポイント地点が無料駐車場の場所となります。

今帰仁城の見学は有料で、今帰仁村歴史文化センターと共通券となっています。
朝8時から開いていますので、ありがたいです。
見学所要時間はだいたい40分といったところです。
夏はとても暑いので日焼け止めや水分補給の体制を忘れずに。

部町の八重岳など同様に、1月下旬~2月上旬には日本一早く咲く「桜の名所」(カンヒザクラ)として、桜祭りも開催されます。

今帰仁城は有料拝観です。
営業時間は朝8時からで、通常は18時まで(最終入城17:30)。
ただし、夏季(5月~9月)は19時まで(最終入城18:30)に延長されます。
なお、ボランティアのガイドさんが常駐しています。
予約していなくても手が空いていれば50分前後で今帰仁城を案内して頂けますので、入場券売り場にて聞いてみてください。

美ら海水族館まで車で10分~15分と近いですので、セットでどうぞ。

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髙田

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