中国地方観光

千光寺のみどころ~尾道を代表する観光スポットと尾道渡船


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広島県にはいくつも人気の観光スポットがありますが、坂道も多いのに大変雰囲気が良いからと「尾道が好きだ」と言う方は、私の周りにも多いです。
そんな尾道にかなり久しぶりに再訪してみました。
今回は、因島を訪れたあと、尾道の対岸にある向島から「フェリー」にて尾道水道を渡って尾道に入ってみました。


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尾道と向島を結ぶ交通路としては「しまなみ海道」が1999年に完成すると、7社あった船会社も減ってしまい、2016年現在3社が、尾道~向島間の船を運行しています。
尾道渡船とも呼ばれますが、土堂~兼吉(300m、所要4分、尾道渡船)、土堂~小歌島(250m、所要3分、福本渡船)、駅前~富浜(650m、所要5分、向島渡船)の3社とも別の民間会社です。
そのうち、クルマを載せる事ができる「フェリー運航」は尾道渡船と福本渡船のみで、向島渡船は自転車・原付バイクは可能です。

尾道渡船

今回乗船したのは尾道渡船さんです。

尾道

事前に運航ダイヤを調べて見ますと、始発と最終の時間は記載があるものの、その間は「頻繁に運航」など適当です。

経営も大変かと存じまして、末永い存続を願って応援する意味でも、橋を渡らずにレンタカーにて乗船させて頂きました。
下記の地図ポイント地点が向島・兼吉の乗り場(桟橋)となります。

さて、尾道渡船さんの向島桟橋に到着したのですが、特に切符売り場のようなものがありません。
どうやって料金を支払うのだろう?と悩んでいるうちに、対岸からフェリーが接岸しまして、クルマをフェリーに進めました。
郵便屋さんのバイクと、あと自転車の方も乗船しており、歩行者の方は2名だけだったような気がいたします。

尾道渡船

係員さんがまず歩行者から料金を受け取り、乗船して船が動き出すくらいのときに、バイクや自転車など係員さんが順番に周ってくるので、船の中で料金を支払うと言うシステムでした。
しかも、車両航送料金は4m未満で120円(5m未満130円)と「安すぎ」ます。この料金でドライバー(運転手1名)の運賃が含まれます。
JRの電車の初乗りよりも安い料金で、こんな船旅が楽しめるのは非常にうれしいです。
ちなみに、人で乗船する場合には大人100円でして、自転車やバイクは+10円です。(2016年現在)

甲板は車5台分くらいの広さで、船の両端に狭い客室があるようです。
すぐに尾道についてしまうので、クルマに乗ったままで待ちました。

私も小型船舶1級ですが、船の免許持っています。
こんな歴史もある航路で働けるのは楽しそうですが、1時間に何回も同じところを往復すると言う仕事は、飽きちゃうかも知れませんね。

さて、尾道に入りましたら、千光寺公園と千光寺に向かうべく、まずはクルマを駐車場に止めました。
千光寺山ロープウェイを片道だけ乗車して登る計画にしていたのですが、ロープウェイにはなんと駐車場が無いと言う事で、民間の100円パーキングを探しました。
今回、止めたのは下記の地図ポイント地点となります。

他にある尾道の駐車場としては、尾道市役所の駐車場マップが参考になります。
ただし、すべては網羅していないようですので、記載されている以外にもたくさんあります。
また市内の中心部は一方通行や商店街になっていて進入禁止などもありますので、カーナビで指定して行くのが無難かと存じます。

千光寺山ロープウェイ

千光寺山ロープウェイの乗り場は下記写真の場所です。

千光寺山ロープウェイ

窓口にてチケットを購入して、そのままロープウェイに乘って、山頂で「降りる際」に係員さんに切符を提出する仕組みですが、購入時には「【PR】gifbanner?sid=3195428&pid=886675162JAF割引」が利用できました。
一応ダイヤがありますが、平日でもある程度の乗客でゴンドラが一杯になると出発しますので、昼間でしたら時刻表はあまり気にする必要がありません。

途中、のちほど寄る予定の千光寺の真上をロープウェイは通過して行きます。

千光寺

下記は玉の岩(烏帽子岩)です。

千光寺の玉の岩

千光寺公園

千光寺山ロープエェイの山頂駅がある場所には、展望台も設置されています。

尾道の風景

この辺りは千光寺山城でもあったのですが、お城に関する情報は下記の歴史系サイトの方に掲載させて頂いております。

千光寺山城~古城と観光名所の千光寺と両方を楽しむ尾道の楽しみ方

さて、千光寺公園からは下山しつつ、中腹の千光寺によって戻りたいと思います。

千光寺公園からの展望

日本のさくら名所100選にも選ばれていますが、2009年1月には「恋人の聖地」に認定されました。

文学のこみち

千光寺公園からは「文学のこみち」と呼ばれる遊歩道を下りながら千光寺に向かう事ができます。
下記のような展望も楽しみつつ、巨石に詩などが刻まれているコースになっています。

尾道の展望

恐らく山頂から千光寺に向かう最短コースでもあります。

文学のこみち

途中にはいくつもの巨石がありますので、パワーももらっておきます。

千光寺の巨石

道も整備されていますので、特別な装備などは不要です。

千光寺の巨石

下記のように「トンネル」に見えるようなところもありましたので、筑波山などよりも手軽に楽しめます。

千光寺の巨石

下るのはラクですが、登ってくる場合には大変そうです。

千光寺の巨石

こんな岩がある場所は古来より信仰の対象ですので、それを考えますと千光寺も恐らくかなり昔から祠のようなものは存在したのでしょう。

千光寺の巨石

人工の石碑もありました。

文学のこみち

大宝山権現院・千光寺

さて、文学のこみちを降りてきて、千光寺に入りました。
巨大な岩肌のすぐ下の僅かなスペースに寺院の建物があると言う感じです。

千光寺

下記は「鏡岩」(かがみいわ)です。

千光寺の鏡岩

千光寺(せんこうじ)は806年に創建された真言宗の寺院です。
のち源満仲(多田満仲)が再興しており、現在では尾道のシンボル的な存在となっています。

千光寺

本堂の横にある「玉の岩」は、夜になると光る岩があったとされ「玉の岩伝説」は、千光寺の名称の由来でもあります。
今は普通の玉が設置されています。

千光寺の玉の岩

すみません。千光寺の建物には巡礼者の方が多数真剣にお参りされていましたので、建物写真は遠慮させて頂きました。

千光寺

下記は「くさり山」でかつての巡礼者向けの参拝コースです。

千光寺のくさり山

岩に「くさり」が打ちこまれており、そのクサリを辿って登ります。
100円を奉納すると入山できるようになっていますが、さすがに一眼レフカメラなどの荷物があると、登るのが困難で断念しました。

千光寺の巨石

しかし、建物の屋根すぐそばまで、巨石が迫っています。

千光寺の三重岩

三重塔の麓には木梨氏のものとされる五輪塔があります

尾道の三重塔

赴きある階段をずっと降りて行った麓にはJR山陽本線が通っています。
ちょうど普通列車が通過したのですが、どう言う訳か?写真には線路しか写っていません。
尾道で、心は磨かれましたが、腕までは磨かなかったようです。

尾道・山陽本線

さて、千光寺公園には西側の山麓に「千光寺公園駐車場」(約60台、1日600円)がありますが、上述のとおり麓から「千光寺ロープウェイ」があります。

千光寺山城だけを見るのであれば、北側の駐車場で良いですが、千光寺や尾道の坂路も久しぶりに歩いて堪能したかったので、あえてロープウェイで登って、帰りは歩いて下山する方法を取りました。
ただし、昔訪問した際には、どこをどう歩いたのか?、さっぱし覚えていません。
たぶん、夕方であったと言う事と、千光寺くらいは参拝したような気がするのは、かすかな記憶としてあるのですが・・。

下記はたたら製鉄にも関連する刀鍛冶発祥地を示す石碑です。

刀鍛冶発祥の地

なお、ロープウェイには駐車場がないので、参考までは駐車場をもうひとつ下記の地図ポイント地点にて示しておきます。

その他、尾道の有料駐車場などは、下記の駐車場マップで調べると便利です。
尾道・駐車場地図

今回の尾道散策の観光所要時間は、駐車場からの往復で合計70分でした。
尾道は港街の雰囲気と言い、高台からの眺めと言い、本当に素晴らしい趣のあるところです。
まだじっくりと散策したことがないので、今度は是非、ゆっくり訪れたいものです。

千光寺山城~古城と観光名所の千光寺と両方を楽しむ尾道の楽しみ方
因島水軍城 金蓮寺にある村上海賊の墓
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尾道平原温泉 ぽっぽの湯 開放感もある広めの露天風呂
四国と瀬戸内海の史跡や観光地がわかる便利観光地図


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髙田

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旅行会社勤務時の経験なども活かしまして国内旅行の情報提供中。
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国内旅行地理検定2級、小型船舶操縦士1級、温泉ソムリエ、普通救命修了。
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