しまなみ海道とは
西瀬戸自動車道(にしせとじどうしゃどう)は、本州四国連絡道路でも、一番西にある尾道・今治ルートの道路となります。
瀬戸大橋も島伝いと言えども、島の通過部分はほとんど「高架橋」になっているのに対して、しまなく海道は、大三島など大きな島をいくつも経由するため、どちらかと言うと、島と島を橋で結んでいると言う環境になっており、山を貫くトンネルもあります。
そのため、瀬戸内海大橋と言う道路の名称もありますが「しまなみ海道」と呼ばれることが多いです。
総事業費は7464億円で、1995年5月1日に全線開通となりました。
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なお、瀬戸大橋のように鉄道は通れませんが、島民移動の利便性を高める、生活道路と言う目的もあり、橋には「側道」(自転車歩行者専用道路)が儲けられていて、歩行者・自転車・原付バイクが高速の本線とは別に通行できるようになっています。
125cc以下の自動二輪車も走行可能です。
そのため、日本全国から自転車を持ち込んでサイクリングし、瀬戸内海の景観を楽しむ旅行者・観光客も多いようで、よく自転車に乗っている方を見かけます。
通行料金は、自転車・原付バイクが全線で500円、歩行者は無料となっています。
※政策によって無料となる期間もあります。
やはり、瀬戸内海の海のうえを、自転車で通行できるのは、かなり珍しいと言え、尾道から今治へと渡ることが可能です。
そのため、例えば、尾道駅でレンタサイクルを借りて、今治駅で自転車を返却すると言う利用方法もできますが、全線ですと60km以上の距離となりますので、ご利用は計画的に・・。
なお、各島では、橋から一般道に出て、自転車も通行しなくてはならいなため、自動車のように、そのまま本線とずっと平行に道がある訳ではありません。
よって、高いところを走る橋までの上り下りは、その都度大変ですし、島の道路もアップダウンがあります。
しかし、島の雰囲気もよくわかりますので、また違った楽しみ方もできそうです。
なお、クルマにて途中の島に降りる場合「ハーフインター」、片方向だけへ出入りできるICが多いため、カーナビで設定しておくと良いです。
また、島民のドライバーさんは、高速の合流など慣れていない方もおられるため、注意が必要です。
一番長い橋は、来島海峡大橋(くるしま-かいきょう-おおはし)で、世界初の3連吊り橋であり、全長4105mあります。
また、ETCでない場合、通行料金高いですので、レンタカーでもETC搭載車が良いです。
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来島海峡展望館と糸山展望台
と言う事で、しまなみ海道の来島海峡大橋を望める観光ポイントとしては、今治側に来島海峡展望館と糸山展望台があります。
来島海峡展望館は、建物の中に入って、展望台から来島海峡大橋を見ると言うよりは、そとの展望スペースから見て、建物はちょっとした資料展示をしていると言う感じになっています。
すぐ脇に無料駐車場がありますので、お年寄りでも気軽に立ち寄って来島海峡の潮流なども見学可能です。
すぐ近くに糸山展望台があり、そこでは展望台にちょっと登って、より高い所から来島海峡を見下ろすことができます。
糸山展望台の駐車場は、道路の南側にありますので、そっちの方が便利ですが、ちょっと階段などになっている遊歩道を5分ほど登ります。
下記の地図ポイント地点が、来島海峡展望館の駐車場となりますが、山の上の方ですので、自転車だと大変です。
しまなみ海道沿いの観光スポット
小生がお勧めする、しまなも街道沿いの観光スポットをご紹介いたします。
大山祇神社
大三島の西側にあります。
大山祇神社には、国宝がいくつも展示されている大山祇神社宝物館もありますので、ぜひ、どうぞ。
また、神社の入口に「大漁」と言う海鮮丼などの食堂がありますが、人気店で、平日でも早くから並びます。
能島水軍
大島にあります。
村上水軍の本拠地・能島城の周りを巡る遊覧船がありますが、激しい瀬戸内海の潮流を楽しめる40分となります。
また、すぐ近くに村上水軍博物館もありますので、セットで訪れたいところです。
クルマであれば、カレイ山展望公園にて展望も楽しむと良いかも知れません。
木浦城
伯方島にあります。
山の上ですので、クルマが便利かな?
展望が良いところです。
因島水軍城
因島にあります。
因島水軍城は、城の建物の資料館といった感じでして、海はほとんど見えませんが、一度お試しあれ。
尾道
時間があれば絶対に尾道も寄りたいところです。
尾道の千光寺ロープウェイに乗って、帰りは歩きながら、千光寺をお参りしつつ下山すると景観も楽しめるかと存じます。
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