岩手観光

世界遺産奥州平泉「中尊寺」の金色堂を初めとする見どころと無料駐車場 初詣も




平泉・中尊寺(ちゅうそんじ)は、850年に円仁(慈覚大師)が開創したのが始まりとされます。
その後、1094年頃に奥州藤原氏の初代・藤原清衡が、江刺・豊田館から平泉に本拠地を移し、1105年頃から中尊寺造営に着手して移転釈迦如来と多宝如来を安置した「多宝寺」が建立したため、実質的な開基は藤原清衡と言えます。

奥州平泉「中尊寺」

そして、50歳を越えた藤原清衡は次々に大伽藍を造営・完成させていき、奥州藤原氏4代100年の栄華の基礎となりました。
これだけの寺院の数々、京の都にも劣らない仏堂を建立できたと言う事は、間違いなくそれだけの「財力」があったと言う事で、恐らくは「金」の産出が背景にあったと考えられます。

平泉の中尊寺と言えば、有名なのは「金色堂」(こんじきどう)です。
下記の受付より入ります。

中尊寺・金色堂の入口

金色堂はもちろん国宝に指定されており、藤原清衡(ふじわら-の-きよひら)が自身の廟堂として、1124年に建立しました。
宇治の平等院鳳凰堂と並んで平安時代を代表する貴重な文化財です。
写真撮影は禁止されているため、金ピカに光っていており、威厳ある金色堂を直接写真は撮れません。
下記の画像は、一ノ関駅にあったポスターを撮影したものからとなります。

平泉・中尊寺の金色堂

内部の装飾は下記の通りですが、これも駅にあったポスターからです。

平泉・中尊寺の金色堂

下記は、金色堂覆堂です。

金色堂覆堂

どういうことかと申しますと、屋根まですべて「金箔」で覆われている金色堂は、京都の金閣寺のように外から見学できるようにはなっていません。
冬には気温も下がり、積雪もある東北の地ですので、建物も傷みやすいのです。

金色堂が完成した数十年後には建物を風雨雪から守るための「霧よけ」が造られ、やがて1288年には、鎌倉将軍・惟康親王の命で金色堂を外側からすっぽり包み込む形で「覆い」の堂が建設されたました。
すなわち、金色堂の建物をすっぽりと、更に大きな建物で覆って約800年前から保護していたのです。
奈良の大仏を守る為、大仏殿があるのと同じ意味です。



現在の金色堂覆堂は1965年に建設された鉄筋コンクリート製の頑丈なもので、金色堂は更に覆堂内のガラスケースにて保護され、温度・湿度も調整・保存されています。

なお、金色堂の内部にある須弥壇には、藤原清衡、藤原基衡藤原秀衡と3代のミイラ化した遺体と、藤原泰衡の首級が納められています。

国の重要文化財にも指定されている副葬品などの多くは、讃衡蔵(さんこうぞう)にて公開展示されていますので、是非、ご覧になってください。



1189年、鎌倉幕府の討伐を受けて、奥州藤原氏は滅亡しました。
まぁ、これも経済力の背景にある「金山」を抑えたかったのだと推測致します。
しかし、中尊寺は源頼朝の保護を受け存続できたのです。

下記は有料拝観エリアにある経蔵です。

中尊寺・経蔵

奥に位置する金色堂旧覆堂(国の重要文化財、このページトップの写真)は、室町時代中頃の建造と推定されており、1962年に金色堂の解体修理工事が始まるまでの約500年間、金色堂を風雨から守ってきました。
新しい覆い堂を建てる際に、現在地に移築されたものとなります。

中尊寺には弁財天堂もありました。

中尊寺の弁財天堂

下記は中尊寺の阿弥陀堂となります。

中尊寺の阿弥陀堂

下記は鐘楼です。
完全に囲われているのも珍しいですね。

中尊寺の鐘楼

下記の中尊寺・本堂は、1909年(明治42年)の建築です。

中尊寺・本堂

本堂入口の山門もなかなか立派な門構えでした。

中尊寺・本堂の山門

本堂近くにある不動堂は昭和52年建立の祈祷堂です。
下記は大日堂です。

中尊寺の大日堂

下のは薬師堂だったと思います。
違っていたら、すみません。

中尊寺・薬師堂

続いては観音堂です。

中尊寺の観音堂

下記は弁慶堂ですね。

中尊寺の弁慶堂

私の場合の見学所要時間ですが、約60分でした。
じっくり見ると、プラスαで時間が必要です。

中尊寺へのアクセス・行き方ですが、JR東北本線の平泉駅から、中尊寺月見坂入口まで歩くと約1.6km(徒歩25分)です。
なお、平泉駅では貸自転車(レンタサイクル)も2時間500円であります。

月見坂と呼ばれる平泉・中尊寺の参道入口付近にあるのが、町営の中尊寺第1駐車場です。
下記の地図ポイント地点が駐車場の入口となります。

普通車400円、自動二輪50円、3月1日~10月末は朝8:30~17:00。
11月~2月末は朝8:30~16:30です。

なお、他にもいくつか有料駐車場があります。
第2駐車場は県道300号の反対側となります。



なお、第1・第2の駐車場は、麓にある為、月見坂を登って行く必要があります。
若い頃にはなんでもない坂道でしたが、今回再訪致しましたら、結構、キツかったです。
高齢者など足腰が弱い方には「坂の上駐車場」(500円)がお勧めです。
中尊寺の第1駐車場に入らずに、右側の町道を登っていった所にあります。
讃衡蔵(さんこうぞう)と言う、金色堂を見学する為の入場券を購入する建物兼宝物館(展示館)の下あたりに坂の上駐車場があります。

中尊寺の駐車場(第1・第2)を利用すると、毛越寺駐車場の100円割引券も頂けます。
※毛越寺駐車場を利用すると中尊寺駐車場(第1・第2)の割引券がもらえます。



なお「無料」の駐車場もあります。
無料駐車場は平泉レストハウスと平泉文化史館の間から入れます。
中尊寺の入口まで少し距離が長くなりますが、長くなると言ってもプラス2分くらいです。
当方の東北のオリジナル地図では「平泉P無料」として、駐車場入口に印をつけてあります。

初詣の時期や秋の藤原まつりなどの行事がある時には、かなり混雑するとは存じます。
うまく時期を外してご訪問なさってみるのも良いです。

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髙田

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