パワースポット

箱根神社と箱根権現~関東屈指のパワースポットで開運と縁結びUP


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関東総鎮守「箱根権現」の箱根神社(はこね-じんじゃ)は、標高1438mと箱根最高峰の「神山」(かみやま)を古くから信仰した山岳信仰が始まりと考えられます。

日本全国の霊場を巡行していた万巻(まんがん)と言う奈良の僧が、箱根にやってきます。
この万巻は、熱海温泉の海に湧き出ていた温泉を、祈願(法力)にて山側に移したと言う伝説もある僧侶ですが、757年に朝廷の命を受けて箱根山に入ります。
そして、神山や駒ケ岳で3年間修行して、箱根三所権現(法躰・俗躰・女躰)を感得したとされます。


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この万巻が、箱根権現を祀るため箱根神社を創建したとされますが、芦ノ湖に住んでいた9つの頭を持つ毒龍(九頭龍)を法力で改心させると、九頭龍は宝珠・錫杖・水瓶を持って万巻上人に帰依したとされ、湖の主・水神「九頭龍権現」も箱根神社の本殿の右側に九頭龍神社新宮があります。

九頭龍神社新宮

九頭龍神社の本宮は、かなり離れた芦ノ湖湖畔にあり、龍神水は箱根神社境内の九頭龍神社新宮の前のみとなります。
下記の龍神水は、 お水取りスポットですが、不浄を洗い清める箱根山の霊水・パワースポットになっています。

龍神水

このように、箱根山の山岳信仰と修験道が融合したのが神仏習合の神「箱根神社」で、関東屈指の山岳霊場となりました。

箱根神社

なお、箱根ロープウェイで行ける駒ヶ岳山頂には、箱根神社元宮が鎮座しており、古代の祭場であったことを示す磐座も残されていると言いますので、今度、天気が良い時にでも、行ってみたいところです。
紀元前400年頃の第5代・孝昭天皇の御代である聖占上人(しょうせん-しょうにん)が、駒ヶ岳に登って、神山を神体山と崇めて神祭りしたと伝わります。

なお、箱根神社の祭神は、瓊瓊杵尊、木花咲耶姫命、彦火火出見尊の3神で「箱根大神」と呼ばれます。
この三神はインドのほうから九州に飛来した、大臣と妻、その子の3名とされます。

箱根神社

女神となる木花咲耶姫(コノハナノサクヤビメ)は、日本書紀によると、天照大神(アマテラス)の孫で、皇室の祖神でもある瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)の妻で、富士山を神体山としている富士山本宮浅間大社(浅間神社)の祭神としてよく知られます。
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)は、2人の間に生まれた3男で、神武天皇の祖父に当たる人物と言えます。

源頼朝が伊豆・韮崎にて挙兵し、石橋山の戦いで敗れると、箱にの山中に逃れたとありますが、この時、箱根神社の別当が逃亡を手助けしたと吾妻鏡にあります。
北条政子も安産を祈願し、源頼朝の無事を祈願したとされ、以降、御家人や武将からの崇敬も厚く、武家の守護神とされました。

箱根神社

参道の階段途中には、箱根権現に預けらせた稚児であった曽我時致(曽我五郎時致)と、兄・曽我祐成(曽我十朗祐成)の曽我兄弟を祀った「曽我神社」もあります。
曾我兄弟の仇討ちに感銘を受ける方も多いかと存じますが、社殿は、江戸時代となった1647年に、小田原城主・稲葉正則(稲葉美濃守正則)が造営したものです。

曽我神社

曽我兄弟の話は下記でも取り上げていますので、もし、ご興味があればご覧頂けますと幸いです。

曽我兄弟の仇討ちの解説【分かりやすい経緯】工藤祐経と伊東祐親の遺恨

戦国時代になると、箱根権現は小田原城主・北条家に味方しましたので、豊臣秀吉小田原攻めをした際に箱根神社は焼失しましたが、徳川家康が社領200石と社地不入の朱印状にて社殿を再建しています。

この源頼朝の成功や、徳川家康が江戸に移ってからの天下取りなど「箱根を背にするものは天下を制す」と言われ、この関東屈指の箱根神社は、関東で仕事をしている場合、必ず参拝した方が良いと言われる由縁です。
北条早雲が相模に進出できたのも、箱根権現を支配下に収め、3男・北条幻庵を別当として送り込めたのが大きな要因です。

明治6年には明治天皇・昭憲皇太后両陛下が、最近では、昭和55年に昭和天皇・皇后両陛下、昭和56年には皇太子浩宮殿下も御参拝しています。

ちなみに、箱根駅伝も1回(第22回大会)だけ、箱根神社がゴールになったことがあります。

そんな箱根神社ですが、現在は、海外からの外国人参拝客も大変多く訪れており、平日でも賑わっています。
エバンゲリオンとか好きではないのですが「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」の影響なのでしょうかね?

下記は芦ノ湖にある箱根神社の鳥居を撮影した動画です。
箱根の海賊船に乗船すると良く見えます。

さて、箱根神社の観光所要時間は20分~30分といったところです。

さて、箱根神社へのアクセス・行き方ですが、電車・バスの場合、小田原駅か箱根湯本駅から箱根登山バスだと「元箱根・箱根町」行きで約50分「元箱根港」バス停下車で、徒歩10分となります。
箱根登山鉄道で終点の強羅まで行って、箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイを経由して桃源台に出て、芦ノ湖を「箱根観光船」(バイキング船)で横断し、元箱根港で下船すれば、芦ノ湖の湖にある鳥居も写真に収めることができます。
小田急フリーパスが便利です。

車の場合には、箱根神社の境内に駐車場があります。
下記の地図ポイント地点が駐車場の入口です。

もし、宿泊されるのであれば、元箱根温泉街が一番近くて便利です。
3000円代から温泉旅館もありますので、よければ、みてください。

元箱根温泉の旅館リスト

時代は変わり、江戸時代になると東海道が整備されたことから、道中安全を願う庶民は、箱根神社で「交通安全祈願」をしました。
箱根は冬季、結構寒いので、車の場合、スタッドレスがあった方が良いです。
雪が降ると積雪しますので、チェーンも携行しましょう。

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髙田

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