トンネルの駅は、宮崎県西臼杵郡高千穂町下野にあるトンネルを利用した焼酎貯蔵庫になっており、無料で見学できる観光物産館であることから、道の駅にちなんでトンネルの駅と命名しているようです。
このトンネルは、もともとは、延岡から熊本を結ぶ、九州中部横断鉄道のトンネルだったものです。
しかし、高森駅のトンネル工事にて、大量の湧き水が出たため、鉄道の工事が中断しましたが、国鉄が無くなってしまいます。
そのため、熊本側は、高森線として立野~高森(現在の南阿蘇鉄道)、そして宮崎側は高千穂~延岡間が高千穂線として開業するに留まりました。
完成していたトンネルは封鎖されるなどしましたが、葛原トンネルは神楽酒造(かぐらしゅぞう)さんが、トンネル貯蔵庫として利用すると言う事になった訳です。
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昭和55年9月3日に完成した葛原トンネルの長さは1115mで、高さ6m、幅4.8mで、トンネルの中には約5000本の樽貯蔵に焼酎が入っています。
年間を通じて湿度は70%、温度は17度と言う安定した環境のようです。
焼酎の原酒を熟成させている樽貯蔵の様子が、無料で見学でき、高千穂観光物産館では試飲もできるようになっています。
ちなみに、樫樽貯蔵が可能なのは、焼酎の中でも麦焼酎だけのようで、琥珀色になりウィスキーのような香りがつくそうです。
天孫降臨の滝
高さ18mの滝が敷地内にあり、すぐ見学可能です。
結構、水量もありました。
ただ、どうも、人工の滝のような気が致しますが、真偽のほどは不明です。
念のため、動画も撮影してみましたので、どんな雰囲気の滝なのか、よろしければチェック願えますと幸いです。
SLは通称86型と呼ばれる「48617」という機関車。
国鉄8620形蒸気機関車は、大正時代の標準形SLトシテ、1914年(大正3年)から1929年(昭和4年)にかけて672両製造されました。
最高速度は95km/h、当時の日本では、初めて本格的に量産された国産旅客列車牽引用(旅客用高速機)テンダー式蒸気機関車と言うことになり、ハチロクの愛称で親しまれました。
東京の青梅鉄道公園に、初期ロットの8620が静態展示もされているほか、京都の梅小路蒸気機関車館では、8630が動態展示もされています。
下記は、高千穂鉄道を走ったTR300形車輌で、トンネルの駅「神楽酒造」の入口がわかる目印にもなっています。
かつて、車両は「きっ茶ポッポ」として軽食も提供されていましたが、現在は、単なる展示になっている模様です。
もちろん、建物のほうでは、おいしい焼酎の「無料試飲」や、お土産物販売も行われています。
私は運転がありますので、お酒は自粛です。(^-^)
定休日は、毎月第1水曜日(祝・祭日の場合は第2水曜日)です。
営業時間は朝9時〜17時30分になります。
トンネルの駅「神楽酒造」がある場所は当方のオリジナル九州地図でもわかるようにしてありますので、カーナビ代わりにでもご活用賜りますと幸いです。
駐車場も広めですので、運転に不慣れな方でもそんなに心配はいらないと思います。
トンネルの駅「神楽酒造」の見学所要時間は、10分~30分といったところです。
ちなみに、神楽酒造さんでは、西の都アグリ館(西都市)にて、工場見学も可能です。
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