夢の吊り橋
南アルプス「寸又峡」の「夢の吊り橋」は、静岡県榛原郡川根本町千頭の寸又峡にある観光名所です。
ゆるキャン△シーズン3でも登場しましたが、かれこれ、寸又峡(すまたきょう)は4回目の訪問です。
紅葉の時期も素晴らしいのですが、今回は「桜」の時期に訪問してみました。
夢の吊り橋は、全長90m・高さ8mの鉄線のつり橋になっています。
「死ぬまでに渡りたい!?世界の徒歩吊り橋10選」「遊歩百選」などに選ばれたこともあり、世界中から観光客が集まる人気スポットです。
寸又峡プロムナードという散策路が整備されていますが、急な階段(300段)もありますので、歩きやすい靴で、散策しましょう。
また、夏季は、熱中症対策として、飲み物を持参したいところです。
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大間ダムのエメラルドグリーンに輝く湖面が、吊り橋の下に広がる風景は、まさに夢に出そうな幻想的な印象です。
大間ダム湖の水は、透明度が非常に高いため、水に溶け込んだ微粒子に、青い光だけが反射するため、美しい色に見えます。
夢のつり橋の、真ん中にて「恋の願い事」をすると、叶うという言い伝えもある恋のパワースポットです。
寸又峡温泉街から、寸又峡「夢のつり橋」へは「徒歩」でしか、行けません。
吊り橋まででしたら、温泉街から片道30分くらいの距離です。
道路は舗装されていますが、クルマは、許可車両のみ、通行可能となっています。
途中には「トンネル」もありますが、下記のように、明るいので、心配はありません。
夢の吊り橋には、下記の分岐を右下に降りて行きます。
千頭ダムの施設近くを通って、階段などを降りて行きます。
なお、夢のつり橋は、10名定員となっています。
そのため、混雑時期には「一方通行」となっており、手前から渡ると、帰りは、急な階段を上って、その先にある飛龍橋を経て、周遊するコースで戻ってくる必要があります。
その場合、寸又峡温泉街から、待ち時間を考慮しない時間で、往復90分ほどの所要時間が必要です。
散策路は、かつて、千頭森林鉄道の線路跡を、舗装道路にしています。
許可を得ているクルマ以外の通行は不可で、自然景観を守るために、遊歩道には、外灯がありません。
山奥ですので、日が暮れますと、野生動物も出て危険ですので、明るいうちに帰りましょう。
なお、夢の吊り橋は、結構、揺れますし、足元も、下の湖面が見えますので、気合を入れて、動画も撮影してみました。
下記の動画は、再生ボタンを押したあと「YouTube」の文字を選択すると、大きな画面でもご覧頂けます。
チャンネル登録も賜りますと、非常に、うれしく存じます。
今回、訪問した際には、家族が対岸まで渡りたいと言うので、いざ、覚悟を決めて、渡りだしました。
しかし、若い頃と違い、高所恐怖症のため、急に怖くなり、お恥ずかしい話、動画が、途切れた場所にて、引き返しました。
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このような私のケースもありますので、渡るのに、ものすごく、時間がかかる人もおりまして、混雑していると、待ち時間が発生し、相当の時間を要します。
今回は、平日と言う事もあり、待っている方も、いなかったので、そそくさと、途中から引き返すことが出来ました。
ただ、今回、大きな収穫がありました。
そもそも、高いところは平気だったのですが、犬山城の天守の外(ベランダ)を歩いた際に、ギシギシ言って、崩れるのでは?、と感じてから、高いところが苦手となりました。
しかし、考えてみましたら、三島のスカイウォーク、袋田の竜神大吊橋、祖谷のかずら橋、九重“夢”大吊橋などは、私、問題なく、対岸にと渡っております。
東京スカイツリーも、大丈夫ですし、基本的にジェットーコースターも、問題ありません。
と言う事もあり、今回、自分が歩いたことで、吊り橋が揺れて怖ったことから、高所恐怖症と言うより、高いところにて「揺れる」て「落ちる」と感じるのが、怖いのだと言う事が、わかりました。
揺れて、落ちのではないか?と言う恐怖症だったのです。
これって、高所恐怖症とは、また、違った病のような気が致します。
飛行機の揺れなどは、ぜんぜん、平気ですので、信頼できるか、できないか?の問題でもありますが、分類が難しいところです。
気を取り直して、引き続き記載致します。
標高約530mとなる、寸又峡での紅葉の見頃は、例年ですと、11月上旬~12月上旬頃となります。
桜の時期は、3月下旬です。
町営「露天風呂」
寸又峡温泉には、日帰り温泉の町営「露天風呂」があります。
アルカリ性が高く、お湯が「ツルツル」していることから「美女づくりの湯」として有名な名湯です。
帰りには、汗を流して頂ければと存じます。
タオル持参で訪問しましょう。
なお、町営露天風呂は、毎週、木曜日が定休日です。(その他にも、休みになる場合があります。)
その時には、旅館の温泉を、日帰り利用すると、良いかと存じます。
寸又峡での食事
寸又峡には、おしゃれなカフェ、お土産物店兼食堂のようなお店も、約5軒くらいあります。
平日は、一部、お休みの店舗もありますが、冬季を除いて、土日祝は営業していますので、昼食を取ることは可能です。
ただし、繁忙期は、並ぶなど、混雑気味です。
天気が良ければ、お弁当を持参して、親水公園辺りで食べるのも良いでしょう。
交通アクセス
電車の場合には、大井川鐵道・大井川本線の終点「千頭駅」から、大井川鐡道バスに乗車して約40分「寸又峡温泉」バス停下車です。
もしくは、井川線の奥泉駅から、寸又峡温泉行きのバスとなります。
そのバス停から、夢の吊り橋は、片道30分となります。
クルマで行く場合には、約800台分の無料駐車場が完備されています。
ただ、アクセス道路が、細いところがあります。
全線舗装されていますが、カーブも多い山道で、すれ違いが困難な箇所も、いくつかあります。
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自動車に酔いやすい場合には「酔い止め」を飲んでから向かいましょう。
雪は降っても、たくさん積もりませんが、冬季は、気温が氷点下のため、道路が凍結しますので、スタッドレス・タイヤが必要です。
日帰りで訪問する場合
午前中に、寸又峡温泉に到着するように、訪問すれば、「夢のつり橋」へも、充分、行くことができるでしょう。
日帰り訪問した場合には、寸又峡の駐車場にクルマを止めて、徒歩で向かう事になります。
<注釈> 多客期には、宿泊する場合も、旅館の駐車場ではなく、手前の町営駐車場に止めるように指定される場合もあります。
駐車場は、かなり大きいので、満車になることはないと思いますが、混雑すると、遠いところに止めることになります。
混雑時期の攻略法
ゴールデンウィーク、お盆期間、秋の行楽シーズンなど「混雑時期」は、寸又峡も非常に混雑致します。
混雑しているか?、すいてるか?は、下記の楽天トラベルにて、訪問予定日の旅館の部屋が「満室」か、空きがあるか?が、目安になると存じます。
宿泊しなくても、日にちを入れて、検索してみて、調べて頂ければと存じます。
もし、寸又峡温泉の、どの宿も、満室でしたら、観光客がたくさん行く、混雑日だと推定できます。
【広告】楽天トラベル「寸又峡温泉」
どこも、満室になっている日にちは、かなり、観光客が多いと推測されます。
となると、吊り橋を渡るのにも、2時間待ち、なんて可能性もあります。
駐車場は、遠いところで、なんとかなりますが、混雑時期は、奥泉から寸又峡へのアクセス道路が、細い箇所が多いため、道路渋滞も発生しやすいです。
どうしても、混雑する日に、寸又峡温泉を訪れる場合には、とくにかく「早く」到着するように、早めに出発できると良いです。
混雑している日に、寸又峡温泉の旅館などに宿泊する場合、到着日ではなく、宿泊した翌日、朝1番で、夢の吊り橋へ向かうと、比較的、すいています。
なお、大井川鉄道のSL(蒸気機関車)や、アプト式も乗車して、寸又峡温泉にもと言う方法は、SLなどの時刻が、合わないことが多く、日帰りでは、時間的に厳しいです。
旅行会社の団体ツアーであれば、観光バスが、SLに乗った先で、待っていてくれるなどがあるため、時間効率は良いです。
<注釈> 寸又峡には大型の観光バスは入れないので、団体ツアーでも、大井川鉄道の中型路線バス(予約済)に乗り換えて、行くことになります。
多客期の路線バスは、同じ時間に、1度に、何台も出発することがありますので、満員で、乗れなかったと言うことには、なりにくいです。
SL・アプト式・寸又峡を2日間ですべて満喫する方法
参考までに、自動車で行く1泊2日で、SL完全往復・アプト式全線往復・寸又峡の3つを、楽しむ攻略法を明記しておきます。
本来であれば、SLに乗車して、アプト式も乗って、寸又峡に宿泊し、またアプト式・SLにて、新金谷に戻って来れるのが、ベストです。
しかし、執筆時点の時刻表では、SL出発が昼くらいからの運行のため、この方式は、2日間でも無理です。
ただし、移動効率は多少悪いですが、下記のように、工夫をすれば、クルマ移動の2日間で、SLの往復全部、アプト式の往復全部、そして寸又峡宿泊も、可能となります。
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初日は、クルマで、まずは千頭(せんず)を目指します。
千頭の道の駅にクルマを止めて、アプト式を往復乗車しましょう。
千頭に戻ったら、クルマで寸又峡温泉に行き、1泊します。
可能であれば、着いた日に、夢の吊り橋、訪問しておきたいところです。
翌日には、クルマで、新金谷駅まで、一気に南下します。
渋滞しなければ、寸又峡から約1時間40分で、新金谷駅で、有料駐車場利用可能です。
そして、SLに乗車し、今度は鉄道で千頭に行きますが、帰りもSLで新金谷に、夕方までに戻って来れます。
このコースでしたら、1泊2日で、寸又峡・蒸気機関車の往復・アプト式の往復と、3つを堪能可能で、寸又峡にもクルマで行けますので、重たい荷物を持っての移動を避けられます。
大井川鉄道のフリーパス「大井川周遊きっぷ」も2日間有効がありますので、お得に移動することが可能です。
この場合、寸又峡の旅館も、SLも事前予約しておきましょう。
アプト式は予約なしで乗車できます。
なお、クルマではなく、電車で行く場合、下記の方法でしたら、大井川鉄道にも、全部乗れます。
金谷駅から新金谷駅に移動して、SL急行に乗車し、千頭。
千頭からバスで寸又峡。
旅館に荷物を置いて、夢の吊り橋散策。
翌日、バスで千頭。
千頭からアプト式で井川。
井川からアプト式で戻って千頭。
千頭からSL急行で、新金谷。
クルマで行かない場合には、上記の方法が可能です。
この方法は、新金谷にクルマを2日間、止めても、可能です。
大井川鉄道の有料駐車場に止める際に、係員さんに2日間止めたいと申し出れば、大丈夫かと推測されます。
なお、誤解が無いように、念のため、明記させて頂きますが、今回は、全線乗車だけでなく、色々と撮影も行いましたので、延べ4日間かけて、行動させて頂きました。
大井川鉄道に関しては、下記にて別途、詳しくご説明もしていますので、よければ、あわせて、ご確認頂けますと幸いです。
・大井川鉄道の解説「うんちく情報」はじめての大井川鐵道~SL予約方法も
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以上、秘境とも言える寸又峡や大井川鉄道を、お楽しみ頂けますと幸いです。
・寸又峡温泉「湯屋飛龍の宿」~トロトロ美人の湯
・アプト式「井川線」大井川鉄道(南アルプスあぷとライン)効率が良い乗り方など
・奥大井湖上駅の解説【陸の孤島・秘境駅】南アルプスの湖上駅(大井川鉄道・井川線・アプト式)
・塩郷の吊橋【大井川】吊り橋のすぐ直下を大井川鉄道が抜ける名所
・両国吊橋【大井川】アプト式井川線の上にかかる吊り橋
・ロコミュージアム「SLいずも」「蒸気機関車1275」「Cスロフ1形」大井川鉄道
・大井川鉄道(大井川鐵道)「大井川本線」SLと転車台(ターンテーブル)など見どころ
・カーナビとしても使える便利なオリジナル関東地図
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