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鹿児島の知覧、2度目の訪問ですが、知覧武家屋敷などきちんと訪れたことが無かったので、改めまして観光させて頂きました。
そんな知覧の重要な見どころをご紹介させて頂きます。
知覧武家屋敷
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定される知覧武家屋敷群は、石垣と大刈り込みの生垣が残る古き良き街並みとなっています。
2018年NHK大河ドラマ「西郷どん」でのロケ地にもなりました。
知覧武家屋敷の見学方法ですが、武家屋敷にしてはちょっと特殊です。
知覧武家屋敷として有料拝観が可能なのは7カ所の武家屋敷となり、知覧武家屋敷庭園有限責任事業組合と言う組織を結成し古い町並みの維持などに貢献しています。
下記のように雨上がりで道路が濡れていますが、武家屋敷通りを歩くだけでも、この石垣ですので、かなりの迫力があります。
その有料7カ所以外に、知覧型二ツ家と呼ばれる建物と、旧高城家住宅は無料で見学することができます。
なお有料の7軒は、そのほぼすべてが、建物内部は非公開で「庭園のみ」が公開されているような感じです。
すなわち、建物には所有者様がお住まいであるため、敷地で見学できる箇所も限定されており、門構えと庭園を見学させて頂ける武家屋敷となっています。
もちろん、非公開の御屋敷もありますので、勝手に入らないよう、ご注意願います。
なお、午前9時から午後17時までの年中無休で拝観可能です。
知覧武家屋敷の拝観料金は大人500円、小学生・中学生300円、未就学児無料です。
なお、1件ずつ料金が必要と言う事ではなく、この料金だけで7カ所すべての有料拝観が可能です。
拝観券は、買える所が限定されており「料金所」とある6カ所くらいのところで、チケットを購入可能です。
なお、実際に屋敷の敷地に際る際には、チケット確認は行われず、手に「パンフレットを見えるように持っているように」と指示を受けました。
西郷恵一郎庭園
枯山水式庭園ですね、なかなか立派ですし、きちんとお手入れなさっておられます。
平山克己庭園
庭園は、背後にある母ヶ岳(標高517m)を借景として設計されています。
平山亮一庭園
平山亮一さんの武家屋敷は、建物内部の一部が公開されていました。
ただし、部屋への立入は禁止です。
このようなシンプルな庭園も見事ですね。
佐多美舟庭園
1700年代から1800年代初めに作られたとされる庭園は、それぞれが名勝指定されています。
佐多民子庭園
佐多民子庭園も見ごたえあるかなり立派な庭園でした。
これら知覧の枯山水式庭園は琉球庭園に通ずる手法とも考えられています。
佐多直忠庭園
切石の目隠しは「屏風岩」と言い、防衛も兼ねています。
かなり立派な庭園でした。素晴らしいですね。
そもそも武家屋敷というものは、藩士に与えられた「官舎」でして、個人の所有物ではありませんでした。
明治になって藩が無くなったときに、お住まいだった旧藩士などが「買い上げ」て、それが残っているものとなります。
森重堅庭園
森氏は重臣だったそうで、他の武家屋敷とは敷地面積も広いです。
こちらは、知覧でも唯一の池泉式庭園となっています。
蔵も現存していました。
旧高城家住宅
無料で見学できる旧高城家住宅です。
茅葺きの二ツ家となっています。
二ツ家
二ツ家は無料で見学できるのですが、私が訪問させて頂いた日は、内部の補修?などをなさっていました。
見学できない事はなさそうでしたが、お仕事の邪魔をしてはいけませんので、撮影も遠慮させて頂きました。
下記写真の小高い丘は、知覧武家屋敷の東端にある「亀甲城」となります。
知覧武家屋敷の駐車場ですが、民間で4カ所くらいあります。
そのうち、下記の地図ポイント地点の有料駐車場に止めましたら、係員のおばあさんがとても良い方でしたので、そこだけご紹介させて頂きます。
トイレも併設されており、駐車場の料金を支払う際に、知覧武家屋敷の入場料も支払えますので、便利でした。
なお、平日の駐車料金は200円でしたが、土日祝は混雑状況に応じて、駐車料金が変るのかも知れません。
以上、薩摩の小京都とも呼ばれる国の重要伝統的建造物群保存地区である知覧武家屋敷通りでした。
知覧特攻平和会館
陸軍航空隊の特攻に関する資料を展示する日本を代表する施設で、平日でもたくさんの観光客が訪れるスポットとなっています。
最近は外国(中国・台湾など?)からのお客様も多いようです。
当時の写真や特攻隊員の遺書などが約4500点、特攻隊員の遺影(写真)は1036柱展示されています。
日本陸軍の戦闘機は、四式戦闘機「疾風」I型甲が展示されています。
零式艦上戦闘機52型丙もありますが、海底から引き揚げ損傷が激しい状態なので、原型はとどめていません。
海軍水上特攻艇「震洋」も展示されています。
なお、建物の内部はすべて撮影禁止です。
野外には映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』にて撮影された一式戦闘機「隼」III型甲(復元複製機)が、野外展示されており、こちらは撮影が可能でした。(このページトップの写真)
また、T-3練習機も近くに野外展示されています。
ただし、T-3は、航空自衛隊が採用した練習機、すなわち戦後の機体です。
下記は知覧特攻平和会館の建物右側(東側)に行くと、復元された「三角兵舎」がありますので、見逃さずに見学しましょう。
三角兵舎の内部はこんな感じです。
特攻隊員を偲ばせる撮影許可対象と言っては知覧で唯一と言えるかも知れません。
ちなみに、ミュージアム知覧共通券を購入して、隣接するミュージアム知覧(歴史資料館)も見学させて頂きましたが、こちらも撮影は禁止されていました。
西郷隆盛が愛用した日本刀「西郷南洲遺愛之一振」が常設展示されています。
九州は撮影禁止の資料館が多いような気がするのは、私だけでしょうか?
まぁ、ルールは守らなくてはなりませんので、撮影禁止の写真はありませんこと、お許し願います。
知覧特攻平和会館の無料駐車場は500台で、一番近い駐車場は下記の地図ポイント地点となります。
地図は縮尺を変えてご覧願います。
駐車場の辺りに、お土産物店や軽食の飲食店などもあります。
なお、知覧では他にも、特攻隊員らが立ち寄った富屋旅館(富屋食堂)も観光スポットと言えます。
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知覧へのアクセス
知覧まで鹿児島空港や鹿児島中央駅などからレンタカーで訪問される場合には、指宿有料道路(指宿スカイライン)を経由して向かうのが一番良いかと存じます。
ただし、ETCは使えませんので、現金での支払いとなります。
なお、指宿有料道路は走りやすいですが、山の上を通っているのでカーブは多いです。
道路に自信が無い場合には、知覧ICで降りて、県道23号を西へと下って行くと知覧の武家屋敷がある中心部にたどり着きます。
道路に自信がある方は、ずっと手前の谷山ICで「日置」方面に降りて、県道20号を西に進み峠を越えて、左折して南下し、更に県道19号と左折して、更に南下して行くと良いです。
比較的新しい道ですので、カープもそんなにきつくありません。
そして、途中からは南薩縦貫道(川辺道路・知覧道路)が開通しており、無料の高速になっています。
知覧金山水車ICで降りて左折すれば、知覧の街です。
私の場合ですが、鹿児島空港から九州自動車道–南薩縦貫道を経由して知覧まで、約70分の距離でした。
今回、薩摩を旅した観光ポイントは下記のオリジナルGoogleマップにて示していますので、ご参考になさって頂けますと幸いです。
土日祝など混雑時の駐車場はこちらの情報がとても参考になります。
・仙巌園(磯庭園)のみどころ ~世界遺産にも選ばれた仙巌園の素晴らしい庭園など
・城山~鹿児島の桜島を望む有名観光スポット(夜景も日出もキレイだよ)
・靖国神社【遊就館】東京でゼロ戦も見れる~外国人も訪れる2時間コース
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・旧海軍司令部壕を訪ねて~大田実海軍中将の思いと沖縄戦
・三沢航空科学館~三沢基地横にある航空機テーマパークで1日遊ぼう
・ロケ地情報(地図あり)「西郷どん」2018年NHK大河ドラマ
・西郷隆盛ゆかりの地を効率よく巡る方法と見どころ紹介~鹿児島編
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